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見つけた風景~世田谷美術館で

2005-06-25 11:10:00 | アート・文化
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東京では
建物が中規模らしい世田谷美術館を訪れてみました。
時々おじゃましていた方のブログで知ってから
きっと素敵な美術館なんだろうなあと、想像していました。

東京駅から山手線で渋谷駅まで・・さらに東急田園都市線用賀駅で下車し、その後はタクシーを使いました。
東京で一度も訪れたことがない場所を
地図を頼りに探し当てるのは
電車の乗り継ぎゲームのようです。
いかに効率よくたどり着くか、
ゲーム感覚で電車に乗ります。
とはいうものの、疲れたら直ぐにタクシーを頼りにしてしまいます。
予定していても、急にいやになることもあり、その時点でゲーム終了です。

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世田谷美術館では『ゲント美術館名品展』を開催していました。
入り口の看板に「メモはとらないでください」と書かれていたのですが、
それでもメモをとっている中年男性がおり、監視員に注意されていました。
ちょっと気の毒でした。
図録を買うべきか迷いましたが
バッグ一つさえも重く感じていたので残念ながらあきらめました。

覚えているわずかな記憶の中で
「告別の食事」が特に心に残りました。
絵の中心に背を向けている人物が描かれており、重苦しい雰囲気を醸し出しています。
奥行きや遠近感を意図的に変えることで
よりインパクトがあります。

空を大きく描いた自然主義の絵
「スゥエーデンの風景」は
北海道の風景に似ていました。
こんなところでも故郷の風景を見つけて懐かしく思ってしまいます。

気が付けば
新幹線の中でもずっと考え続けていたこのところの難題からやっと解き放され
クリアな状態になっていました。

小さな緊張と絵画との出会い、
訪ね当てたときの喜び
来てよかった・・それは絵画と出会えたことと、一人旅を達成できた喜びです。

もし近くに住んでいたのなら、きっと「憩いの場所」として、時々訪問したくなる美術館でしょう。




時のながれ~朝倉彫塑館

2005-06-18 23:08:20 | アート・文化
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東京へ行ったら、一度訪れてみたいと思っていたのは
「朝倉彫塑館」です。
この建物全体が彫塑家朝倉文夫氏の設計によるものであり、芸術作品です。
前日ネットで検索しておいたので、
迷わず(といっても行きはタクシーで)見つけることができました。

JR日暮里駅から歩いて5分くらいでしょうか。
街並みも美術館も一人歩きにぴったりのサイズで心が和みました。

玄関からすぐに階段を上ると
2階にはたくさんの猫の彫像
今にも動き出しそうな
猫たちがずらりと並んでいます。

そのままさらに階段を上ると
屋上の花壇に行き当たりました。
そこから中庭がきれいに見下ろせました。

湧水をふんだんに使った庭園は
庭園をぐるりと取り囲んだ家屋の四方から
いろんな角度で眺めることができるように作られています。
パンフレットには
「この中庭は朝倉が自己反省の場として設計したもので
儒教の五常を造形化した
仁、義、礼、智、信の五つの巨石を配した」
と、説明されています。

アトリエとなった1階に展示されている彫像の中で
「時の流れ」と題された婦人裸像は
穏やかで、まろやかで

今なぜ自分がここに立っているのだろうかと
不思議な気持ちがしました。

それは
きっと何かの縁で自分を引き寄せる力があったものと思われ・・・。

過去の住人が生活していたときの
空気の流れまでをも肌で感じる
そんなひとときでした。







キレンゲショウマ

2005-06-14 17:52:26 | アート・文化
以前読んだ宮尾登美子「天涯の花」の作品の中に、四国の山奥(剣山)に咲くキレンゲショウマのことが書かれていました。
私にとっては見たことも聞いたこともないまぼろしの花でした。
主人公の少女の無垢な魂とイメージがだぶって、その清廉な花を一目見てみたいとあこがれの気持ちをずっと抱いていました。

yellow-lotusの由来はキレンゲショウマです。単語をこじつけただけですけれど・・・。
どこかの車の名前みたいな気もしますが。

今日早く帰宅できたので、ネットで検索してみました。直ぐにヒットしました。
まぼろしの花はもうまぼろしではなくなりました。
想像してたのとはちょっと違っていました。でも、これで見たことにしてはいけないような気もしました。
本物をこの目で見て、初めて見たことになると思うからです。しかも、キレンゲショウマは四国に限定したものではなく、長野でも宮崎でもいろんなところで見られるようです。

ネットの検索・・・手軽で便利ですが、するべきではなかったかも知れません。
知らないであこがれているということが、この先どれほど起こりうるのかを考えると。




あじさいの季節

2005-06-12 22:00:50 | インポート
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もともと体力がないので、一つ大きな仕事をやり終えると伏せってしまいます。
頑丈な体がほしい・・・無い物ねだりでしょうか。
今さらからだを鍛える体力はないので、やはり体にいい食べ物をとることしか思いつきません。

母が昔「何もいらないから丈夫な体に生まれたかった。」と、毎日のように言っていたことを思い出しました。
その母は70過ぎてもけっこう元気です。
今回は喘息の発作が起きないので悲壮感が違います。おかげで家事を免除されて本などゆっくり読んでいます。

先日あじさいに似た花を写真に撮りました。本当の名前は分かりません。
これからの季節・・あじさいがきれいですね。
きっと時々おじゃまするkazeさんという方のブログで紹介されているでしょう。(まだかな)
あじさいは挿し木が意外と簡単です。以前やったことがあります。

早く元気になってまた一人旅がしたいです。