5月の下旬、慌ただしく仕事を終えて、2泊3日の予定で帰省しました。この時期の里帰りは、これまでたった一度しかありません。5月の北海道は、シーズンオフとあって旅費も格安でした。
千歳空港に降り立ったとたん、東北の空気との違いを肌で感じます。この時期は特に、透明な空気が、一段と透明度を増しているようです。
自分はここで生まれたんだ、将来はここへ帰るべきではないかと、そんなことを思ってしまいます。
1泊した然別温泉は、まだ雪が残っていたり、桜が咲いていたりと、準備もままならないうちに春がやってきた慌ただしさでいっぱいでした。
正直、これぞという作品には出会えなかったものの、この辺境にあって美術品を蒐集した所蔵者の思いを感じました。
自分の帰るべき故郷はいったいどこなのか、今はそんなことを考えています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます