金曜日は比較的遅くまで、美術館が開館しています。何を見ようか、どこへ行こうかちょっと迷いましたが、ルノワール展にしました。
1番惹きつけられたのは、「ブージバルのダンス」です。全体的に明るい雰囲気が漂ってくる作品です。女性の表情からは、恥じらいながらもこのダンスをとても楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。
ルノワールの作品らしく、「アンリオ夫人」や「団扇を持つ若い女」からは女性の美しさが期待通り描かれています。
気になったのは、「花瓶の花」です。最近、自分も花瓶に花を生けながら絵を描こうとしているのですが、花そのものもさることながら、配置の仕方です。生け花ともちょっとちがうかなあと思います。実際、ルノワールの「花瓶の花」は、かなり無造作に花瓶から花がはみ出しているのです。赤い花の位置がいいです。自分にはできない配置だなあと、感心してしまいます。
湯島天神の雨に濡れていた梅の花も、絵 画に負けないくらい素敵でした。