gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

連休の美術館

2009-05-08 20:42:21 | インポート

連休の一日、東京へ出かけてきました。ルーブル美術館展、阿修羅展、みたい展覧会はたくさんあったのですが、混雑は苦手です。

案の定、上野まで来てすぐにあきらめました。新聞等での情報からも混雑は予想していたものの、半端な人混みではありませんでした。

そこで、第2希望の「三鷹市美術ギャラリー」へいくことに。ラウル・ディフィ展。あらかじめネットで調べておいたこの人の絵画で、思い出すのは水彩画です。流れるような線と透明感が印象に残っていたので、ちょっと興味がありました。しかもこの美術館、数年前に「野十郎」と出会った美術館です。                                                (今度も、いい出会いがありますように。)                                    そう祈りながら、中央線快速で25分。暖かい日差しと、心地よい電車の振動で、行きも帰りもうとうとしてしまいました。

ディフィの作品は影の付け方が変わっていました。人の顔の半分が、刷毛で一塗りしたように、陰影を付けています。そして、やはり人や、動物、風景が透けています。線の流れが何とも優雅です。

以前の自分だったら、(もしかして、自分にも描けるかも知れない・・)と、思ったかも知れません。でも、一見さらっと描いたように見えるこの作品が(もしかするとさらっと描いているのかも知れませんが)、水彩画の柔らかさとか、透明感を出しながら、とてもいい具合に画面に落ち着いています。

「五重奏」  ディフィは音楽への関心も高かったようです。それと、青色には、どの色よりも価値を見いだしていたようです。

すいてる館内を一巡し、さらにもう半巡し、時計を見ると1時過ぎ。上京した目的はもう一つありました。風邪をひいた息子に会うことです。心が次の目的に向かっているとき、ふと目にした美術館情報。「東郷青児美術館」で「岸田劉生展」が開催されていることを知りました。でも、もう時間がありません。なんだかくやしい。この情報をあらかじめ知っていたなら、新宿にしたはずです。

次回のお楽しみはできましたが、いつ行けるでしょうか。