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年末になって

2008-12-15 18:40:37 | インポート

12月も半ばを過ぎました。1年が、とても短く、気づけばもう・・・と言う感じです。

最近、何もかもが億劫になって、このブログの更新も怠っていました。

ある日の休日、いつものように午睡からさめて、体がしびれるような、それでいて視界がかすむようなそんな感覚の中で、しばらくぼんやりしていました。

さあ、何かしようと言う気力がなかなかわいてこなくて、このまま穴蔵のようなところに閉じこもってしまいたいという、そんな衝動に駆られました。

でも、寝室から一歩出てみれば、日ざしは暖かく、パンでも焼いてみようという気持ちがわいてきました。

体を動かせば、もっと、きっと元気になれる気がします。


2つのピカソ展から

2008-12-14 18:32:00 | アート・文化

この3連休中に、新国立美術館とサントリー美術館で開催されている、ピカソ展を見てきた。

久しぶりに魂を揺さぶられる思いがした。                   一つ一つの作品が衝撃的だった。                       自分が絵画を見て、こんなにも感動できることが素直にうれしい。

ピカソの作品を、こんなにたくさん一度に見たのは初めてだ。ピカソの生きた証が、数千点の絵画として残されており、展示されていた作品はほんの一部ではあったものの、この中に凝縮されている。

妻オルガを描いた作品は、キュビズムの手法によらない古典主義絵画であるが、「ドラ・マールの肖像」のような作品の方がピカソの絵画というイメージが強い。本質を見抜いて、その力で描かれた作品だからだろうか。今、わたしは「肘掛け椅子に座るオルガ」も素敵だとは思うが、「ドラ・マールの肖像」の方がより美しく感じる。

20才の自画像は老成した画家の姿に似ている。ピカソが20才の自分をこう表現したのだから、きっと20才で彼はこのような境地に達したのだと思う。

11月にピカソ展を見てきた。今年1番の感動だった。


フェルメール

2008-12-13 11:15:00 | インポート

展示室前に、「フェルメールの作品とデルフトの画家達の作品をこれほど一堂に会する機会はもう今後実現できないかも知れない・・・」というような解説表示がありました。だからよく見て行きなさい、あなたはラッキーですよ・・・ということなのかも知れません。

生涯でたった37作品しか制作していないという中で今、日本に7作品が集められているのですから、フェルメールファンにとっては見逃せないはずです。海外からも訪問者が開場にみられました。

フェルメールが描く女性達は当時の女性像として特徴的なところがあります。ひとつにその髪型です。いずれも前髪をあげて額を露出し、きちんと束ねられていることです。女性美の一つとも言える長い髪の毛を流麗に解放させてはいません。これはかれを取り巻く当時の上流階級の一般的な傾向だったのかも知れませんが、それにしてもこの髪型は素敵ではありません。女性美の一つに髪型は大きな要素だと思うからです。

会場で何よりラッキーだったのは館内の入館制限です。

上の文は9月に書いたものです。中途半端に終わってしまいました。今、また、フェルメール展の会期終了が迫っているため、会場は大根雑なようです。今年見た展覧会では心に残るものでした。年末になったので、ブログを整理しようと思います。


ウィーン美術史美術館

2008-12-12 20:40:00 | インポート

10月のとある日、久しぶりに地元の美術館へ行ってきました。改築中だったので、この1年間、ご無沙汰でした。でも、正直どこを改修したのか、よくわかりませんでした。

ベラスケスの「マリガリータ王女」を始め、静物画を中心に久しぶりに絵画に触れることができました。

おもしろかったのは、果物や収穫された農作物が、季節を問わず、同じ1枚の絵におさまっているものです。

また、牛を解体した作品もなかなか迫力がありました。この時代、このような作品はそれまで登場しなかったでしょうから、当時としてはかなり斬新なものだったでしょう。