あのラーメンチェーン・天下一品が先月下旬味噌ラーメンをはじめた、というのを聞いて、大雨をついてやって来たのは環状線の京橋店。
カウンターに通されると、いきなり眼前にポスターが。
は、870円?たっかぁ〜!

うぅむ、写真よりさらに具がショボい(笑)…

麺は、いつもの天一ストレートとみてよい。

カウンターに通されると、いきなり眼前にポスターが。

は、870円?たっかぁ〜!
とはいえ仕方がないので、ひとまず単品で頼んでみる。
天下一品味噌ラーメン、着丼。

うぅむ、写真よりさらに具がショボい(笑)…
ポスターの能書きによると、味噌は北海道の赤味噌と名古屋の豆味噌を天一のスープと合わせたとのこと。
スープにこだわったぶん、敢えて具はシンプルにしたそうな。
私はラーメンの原価は1にスープ、2に焼豚だと思っている。すなわち焼豚へのこだわりが、その煮汁を合わせるスープとの完成度をも左右すると考えている。
しかしこの挽き肉には、原価を感じない。
箸を上げてみる。

麺は、いつもの天一ストレートとみてよい。
いただいてみると、さすがによくまとまっている。
私も40代半ばぐらいまでは
「天一に来て、あっさりなんか頼むヤツの気が知れない!」
とイキッていたものだが、ある時に天一であっさりスープのラーメンを頼んで「ウマいっ!」と思ってしまった。
そう、天一はこってりスープのイメージがとにかく強いのだが、例えあっさりであったとしてもベースの鶏ガラスープがウマいのだ。
従って、それほど産地にこだわり抜いた味噌を合わせればあの鶏ガラスープならウマくないはずがない。
味噌のインパクトは強いが、後口に天一独特の鶏ガラスープの余韻を感じるのである。
また、味噌ラーメンの中には塩気が強いものも少なくないのだがこの天一味噌ラーメンは実にいい感じに塩気が抑えられており、最後までノドが渇かずおいしくいただける。
私のような天一こってりフリークが、そうでない人を無理やり天一に誘う場合はその人がこってりを好まないならこれまで「あっさり」か、もしくは終了してしまったが「味がさね」しか選択肢がなかった。
しかし、これだけの味噌ラーメンがあるなら我々こってりフリークも自信を持って薦められる。
ただ、返すがえすもネックは値段だ。
せめて、800円までにしておいてもらえないか…?