ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

驚愕のコスパ!梅田阪神地下「うまかラーメン」の味噌ラーメン。

2019-10-17 20:00:00 | うまいもん
私の得意料理のうちのひとつに、焼豚がある。
焼豚とその煮汁を使って、このようなラーメンを頻繁に作る。


ところがそれをFacebookに上げたところ、
「500円!」
とコメントしてくるヤツがいた。
随分安い、失礼なヤツだと思いながら「もうひと声!」と言うと
「(コレに500円以上出すくらいなら)スナックパークの『うまかラーメン』で、味噌ラーメン大盛りにするわ。七味とニンニクをトッピングして」
だと。

そんなところと一緒にしやがって…と思わず湧き上がってしまう怒りをグッとこらえて、百聞は一見にしかずで行ってみる事にした。
梅田の阪神百貨店地下、スナックパーク。


たまにイカ焼きを買いに来る事はあるが、イートインする事は数年に一度だ。
ここの「うまかラーメン」が、こちら。


レジでオーダーし、精算後すぐに現物を受け取るシステムなのだが、常時20人ぐらいは並んでいる。

メニュウに目をやる。


確かに、安い。
しかも麺も大盛り無料とある。
よぉし、ここはそのコメントの通り味噌ラーメン大盛りにしてみよう。

並んでいるうちに自分の順番が近付き、アクリル!越しに厨房を覗き込むといくつかの発見がある。 
まず、ここは基本がいかにもあっさりしたスープの醤油で、味噌や豚骨はそこに濃縮したタレを入れるだけである事。
一方で、茹で上がった麺をスープに投入したら必ず1回箸で麺を回している事。
この「麺回し」があるとないとで、仕上がりに大きな差が出る。
ひどい場合は、この麺回しをしないと麺同士がくっついて箸で持ち上がらない。
私に言わせれば、麺回しをしない店は今すぐ廃業すべきだ。

出てきたのがこちら。


直径は大きくないが、ちゃんと深さがある。
麺をかき回すと意外に手応えがあり、額面通りの大盛り麺である事が窺える。

箸を上げてみる。


濃厚そうなスープに負けない、中太麺だ。

いただいてみると、まずその安モン臭さが全くない事に驚く。
この手の廉価な店は、スープの物足りなさや麺の根性のなさにチープさが出てしまうものだが、全くない。
実にしっかりした味噌ラーメンのスープで、麺はストレートでコシがある。
味にうるさい人なら
「味噌ラーメンには、『西山製麺』のあの黄色い縮れ麺で…」
と言いたくなるのだろうが、ここでそんな事をしたらこの値段では無理だ。
具も焼豚こそ1枚だがネギ、ワカメ、メンマもあり充分だ。

先ほどのFacebookのコメント主によれば、この店はとにかく味噌ラーメン1択だそうで、それ以外は物足りないとの事。
しかしたった400円でここまでのクオリティとボリウムの味噌ラーメンをいただけるなら、これから通ってもいいと思わせるほどのコスパであった…