ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

今の自分をわきまえて、「三田製麺所」でつけ麺をいただく。

2019-10-11 21:20:00 | うまいもん
あまりにクソ忙しいので、ストックより。

「その店の前を何百回も通っていながら、一度も行った事がない店を制覇する」
コーナーに、コレも該当するだろうか。
北新地の東端にあるつけ麺の有名チェーン、三田製麺所。


メニュウは、こんな感じ。


このブログの熱心な読者の方ならお気付きかと思うが、私はつけ麺をほとんど食べない。
そもそも大阪につけ麺の店が出来始めたのは10年ちょっと前で、その当時から
「麺の大盛りは○㌘まで無料!」
みたいな、体力勝負な業態になじめなかった。 
しかも食べるたびに、あのぶっとい麺でアゴがだるくなった。
モトを取らねば、とついつい多めの麺を頼んでは、いつも気持ち悪くなっていた。
つけ汁は「割りスープ」で飲み干すべし、と言われていたのでその通りにしたら、胃がフリーズしたものだ。
一度だけ体調の悪い時につけ麺を食べ、気持ち悪くなって全てリバースしてしまった事もある。

しかしそれらは単に自分の頼み方が悪かっただけで、つけ麺に罪はない。
つけ麺は、本来はウマいものである。
あの頃の頼み方、食べ方は若気の至りという事にして、51歳である事をわきまえつつつけ麺に詫びを入れたくなった。

謙虚にいこう。
ノーマルつけ麺中盛り、単品790円だ。


極めてノーマルである。
まず、麺をアップで。


「製麺所」と名乗るだけあって、コシと食べごたえに絶対の自信あり、の風情である。

こちらは漬け汁。


具はシンプルに、煮豚とメンマがメイン。
少しのネギと、浮かぶ海苔には魚粉も。

早速麺を漬けて、箸を上げてみる。


魚介の効いた、コクのある漬け汁。
歯ごたえ、喉越しとも文句ナシの麺。
ウマい。ウマいではないか。
中盛りというのも丁度よく、もう少しいけそうかもというところで止められる量だ。

さらに、51歳の私は割りスープをしなかった。
ウマいのはわかっているのだが、ラーメンにおけるスープは塩と脂、そしてカロリーの塊なのである。
スープは店主の魂でもあり、塩と脂とカロリーの塊でもあるのだ(笑)。
既にここまでの漬け汁と麺で、この店の魂は充分にいただいたので、あとは自分の置かれている状況と相談させてもらった。

コレだ。
コレこそが、つけ麺のみならず全ての飲食店との付き合い方というものだ。
それを教えてくれた三田製麺所さん、ありがとう…