THE ABCs OF DEATH (ABC・オブ・デス)

AからZまでの26のアルファベット。

26人の映画監督が、このそれぞれのアルファベット文字
から始まるタイトルでショートストーリーを製作。
つまり26本のオムニバス。

26本で普通の映画の長さだから、一本は超短編で3から
5分程度ということ。
テーマが決まっていて、「死に纏わる話」になっている。

これだけ見ると、ホラーファンとしては結構面白そうだな、
とか思ってしまうが、残念ながらホラー一色ではない。
いや、むしろホラー作品の方が少ないと感じる。
観る人はホラー要素のみを求めてはいけないのでご注意を。

これ、各話のタイトルがそれぞれ最後に表示される。
最初は抵抗があった(というか、実は最初は恥ずかしながら
訳が分からなかった)けど、途中から「まぁこれもありか」
と思うようになった。
順番のアルファベットと内容からタイトルを推測する
楽しみもあるからね。

日本の作品も何本かあるが、あくまで個人的にはがっかり
の内容ばかり。
というか、こんなモノを世界に発信しないで頂きたかった
くらい(失礼)。
切腹の介錯なんか普通の外国人にわかるのかな？

そんな訳で、見ていると段々だれてきて、「VWX」の辺り
に来ると、もう早く終わらないかな…とかばかり考えて
しまった。

どうでもいい話だけど、このDVD、本編が始まるまでの宣伝
が異様に長い。
ここだけで、「ABCDEFG…」くらい観た気分が味わえる。笑

35点。