ラストスタンド

2013年。超王道作品。

久しぶりに現役復帰したシュワちゃんの主演映画であり、
何も考えず爽快な気分になりたい人へお薦めの映画。

ある事件をきっかけに第一線を退いて、平和な田舎町の
保安官に従事する主人公。
その街を通ってメキシコに逃亡しようとする麻薬王。

警察の大捜査網でも全く歯が立たない逃亡劇に、
俺の街を通してなるものか、と体を張ってこれを阻止
しようとする主人公と仲間たちのストーリー。

ものすごい明快。
エンターテインメントとしては非常によく出来てる。
楽しく観れた。

劇中、明らかに死亡フラグ立ててる登場人物とか、
もう王道以外の何物でもない。直球勝負。
だがそこに好感が持てる。

ストーリーが単純な分、麻薬王の人並み外れた行動
や発想が際立っているし、善と悪との対比も分かり
やすくて良かった。

歳相応にアクションをこなす主人公にも感心した。

「バトル・ハザード」って映画の主人公が、かつて
「ロッキー４」でドラコ演じた人なんだけど、もう
老いが際立ってしまって...。走ることも出来てない
のに、予告や宣伝で「漢の中の漢」とか言ってて
失笑してしまった。
「エクスペンダブルズ」ではそんなに感じなかった
から、やっぱ見せ方なんだろうね、この辺は。

そういう意味でも久々の復帰作、かついい歳して
アクションという映画にも、がっかり感を全然感じ
させない演出は素晴らしかったのかな、と思った。

何度も言うけど、あくまでエンターテインメントと
して80点くらい。