多くの企業は、翻訳についてあまり深く考えていません。
そのくせに旅行先で看板やメニューの小さな間違いに気付いたりすると、「#変な翻訳」などとSNSに投稿して笑いのネタにしたりします。
笑うだけで済めばよいですが、企業キャンペーンの翻訳でミスをすると、大きな損害が発生する可能性があります。
HSBC銀行のタグライン(ブランドが標榜するメッセージを短い言葉で端的に表現したもの、企業のロゴマークに隣接して書かれている言葉のこと)「Assume Nothing(固定概念を超えていく)」が世界的に「Do Nothing(何もしない)」と誤って翻訳され、ブランド再構築に1000万ドル(約13億円)を費やしたのは有名な話です。
翻訳ミスがビジネスを台無しにすることは通常ありませんが、評判に影響を与えることもあるのです。
ここでは、貴社が次のプロジェクトで翻訳サービスを必要とする場合に避けるべき、一般的な「翻訳エラー」をいくつかご紹介します。
Contents
- あまりにも直訳的である
- 文化的ニュアンスが欠落している
- 誤ったトーンを使っている
- 自動(機械)翻訳に頼っている
- 文化的に不適切な画像を使っている
- ユーザー調査をしていない
- 地域差の把握ができていない
- プロの翻訳者以外が翻訳している
- 校正をしていない
- 最後に
- まとめ