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「もみじ」から「四つ葉のクローバー」へ

2010年08月19日 | 生活情報
        


           





 警察庁は19日、70歳以上の高齢ドライバーが車に表示する高齢運転者標識について、「枯れ葉のようだ」と不評だった「もみじマーク」から、新しいデザインに変更すると発表した。
幸福を象徴する「四つ葉のクローバー」の中にシニアの「S」を配置したデザイン。
道路交通法施行規則を改正し、年内に新マークが使えるようにする方針。
ただし、従来のもみじマークも普及していることを考慮し、当面は廃止せず併存させる。

 新デザインは緑、黄緑、黄、だいだいの4色を使い、活発な高齢者のイメージを表現。
警察庁は「高齢者が幸せを感じながら過ごし、思いやりや譲り合い、真心のある交通社会の実現への願いを込めた」という。

 デザインは昨年11月~今年1月の間に応募があった1万4573点から、アートディレクターら識者5人による検討委員会が4案に絞り、従来のもみじマークを含む5案について、意見を募った。

 メールやファクスによる意見は1409件寄せられ、クローバーのマークを推す意見が最多の379件で全体の27%。もみじマークがこれに次ぐ354件で25%。
免許更新時のドライバーに聞いたところ、3483件のうちクローバーのマークがやはり最多の1446件で42%、もみじマークがこれに次ぐ775件で22%だった。
クローバーのマークについては
「幸せの象徴。幸せな気分で運転できそう」
「カラフルでどの車にも合う」
との肯定的な意見が目立ったという。

 一方、日本グラフィックデザイナー協会に所属するデザイナーへのアンケートでは、回答338件のうちもみじマークを推す意見が最多で132件。
「現在のマークが一番シンプルで視認性が良い」などの意見だった。
クローバーのマークはこれに次ぐ47件だった。
 もみじマークは、高齢者に慎重に運転してもらい、周囲の車が配慮できるようにと、1997年に登場。
当初は75歳以上での努力義務(2002年から70歳以上)だったが、08年6月、75歳以上に罰則付きで表示を義務づける改正道路交通法が施行されると「枯れ葉のようだ」と批判が高まり、09年4月の同法改正で70歳以上の努力義務とされた。


高齢運転者は「クローバーマーク」 不評「もみじ」併存
asahi.com(朝日新聞社): 社会





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