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来年の元日は、2006年以来3年ぶりに「うるう秒」が挿入され、1日が1秒長くなる。
通信会社や鉄道会社などは調整を行い、年末年始の休みを返上する人たちもいる。
日本標準時の原子時計を管理する独立行政法人「情報通信研究機構」(東京都)によると、元日の午前8時59分59秒の後に「59分60秒」が挿入される。
NTT東日本、西日本は1日午前9時の100秒前から、時報サービスの「ピ、ピ、ピ」という秒音を100分の1秒ずつ長くして修正する。
光回線を使った電話では午前9時ちょうどの「ポーン」という音を2度鳴らすといい、担当者は「うるう秒を耳にできる貴重な機会」と話す。
JR東海は、新幹線運転士らが自分の時計を合わせるのに使う各運輸所の「基準時計」を、元日の午前9時以降に速やかに調整するよう通達を出した。
三井住友銀行は、現金自動預け払い機(ATM)の時刻を管理するコンピューターをプログラムで自動修正する予定だが、システム故障など万が一に備え、元日から数人の社員を出勤させる。
◆うるう秒=高精度な原子時計をもとに世界中で現在使っている時刻と、天体の動きに基づく旧来の時刻がずれないように補正する。
ずれが0・9秒以上にならないよう1秒を加えたり、差し引いたりしている。
元日9時に「うるう秒」、たった1秒でも修正必要
社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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