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働く意欲も、時間も、体力もあるのに、その機会を奪われる。
「はたらく」ことの意義を考える連載を始めるにあたり、序章として、働けなくなってしまった人たちの苦悩を伝える。
◆派遣切り2万人「氷山の一角」◆
9月の米証券大手リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)に端を発した金融不安は、日本の輸出関連産業を直撃した。
自動車大手も軒並み減産を発表。余った労働力は「正社員より切りやすい」(連合幹部)非正規労働者の削減という形で表れた。
厚生労働省の調査(11月25日現在)では、今年10月~来年3月に職を失ったか、失う予定の非正規労働者は3万人超。
うち派遣労働者は約2万人。「この数字も氷山の一角」(同省幹部)だ。
「2009年問題」も人員削減の流れを加速させる。
製造業への派遣は04年に解禁となり、07年3月に勤務期間が最長3年にまで延長された。
延長を見込み、06年から派遣受け入れ企業が急増したため、09年に契約期限を迎える派遣が続出するのだ。
「企業は今、不況に乗じて09年問題も片付けようとしている」。労組幹部は危機感を募らせる。
◆「クビになったんや」に母無言◆
猛さんに新しい仕事は見つからなかった。大阪で生活保護を受けて暮らす70歳代の母に電話した。
「今の会社、クビになったんや。家に帰るわ」。母は無言だった。自分が情けなく、すぐに受話器を置いた。
8畳一間の寮は布団もテレビも冷蔵庫も備え付け。着替えだけを押し込んだスポーツバッグ一つを肩に、寮を後にした。
2日前に風邪を引き、途中の薬局で買った薬をJR上尾駅のホームでのんだが、熱と不安で頭はもうろうとしていた。
知人に別れを告げるため、東京・立川市に寄った。街は忘年会でにぎわうサラリーマンであふれていた。
「まじめに働きたいと思っている人間が、なぜ使い捨てられるのかな……」
そう言い残して、猛さんは大阪へ帰る夜行バスに乗り込んだ。
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特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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今年も残すところあと1日ですね。
良いお年をお迎えくださいね。
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