蓮の道

日々の暮らしの中で気がついた事や、感じた事などを書いています。

セルフケアで出来ること

2009-12-29 02:02:20 | Weblog
ホメオパシーはレメディーを通常医療の薬の替わりに使う事ではありません。

セルフケアでする範囲とホメオパスが何をしているかが混在して
ホメオパシーは何かということが広まってしまっていると思います。
ホメオパシーというものを普及するために、簡単な説明や分かり易い
表面的な事だけが横行してしまったからだと思います。

セルフケアというのは、家庭での急性症状に対して
市販の薬の替わりにレメディーを使います。

これは何もしなくても数日で良くなる症状です。
急性症状でも高熱が続くとか、嘔吐が止まないなどの重篤な場合があります。
その場合レメディ-で効果があれば、直ぐに数時間も経たない内に
症状は改善の方向へと動いているのが目に見えて分かります。
効果を感じられなければ、まずは医師に診てもらう必要があります。

セルフケアの場合、似たものが似たものを癒すと云う事は
症状に対してや、ごく表面的な気持ちの在り方に対して似ているレメディーを
セルフケアキットの中の42種類か36種類の限られたレメディーの中から探します。

セッションと呼ばれるクラシカルホメオパシーのカウンセリングをしてレメディーを探す場合
(これは慢性病に対して行われます)
病院に通われている方は、病院の治療に加えてホメオパシーのレメディーを使っていただく事になります。
不定愁訴や心の問題もそうですが、通常医療では効果が得られないような場合は
レメディーのみでの改善を試みます。

この場合の似たものが・・というのは、症状のどの部分がどのような状態なのか、
そしてその感覚、子供の頃の想い出で強く記憶に残っているもの、
心にある問題、趣味嗜好など、数時間をかけて伺ったお話の中の無数の点を
深い部分で集約することが出来る一点を指している所、
それに似た感覚を持って存在する物質から作られたレメディーを数千種類の中から探します。

だからホメオパスはクライアントと共に旅をすると云われるのです。
心の奥深くにある無意識のその奥への旅です。


これはとても大切な事ですが、ホメオパシーは症状を治すのではなく、
人を癒す事をします。(セルフケアは違いますが)
それに伴って症状が軽減されて行く事を目的としてはいますが・・。

ホメオパシーが何なのかという事を多少なりとも理解できるまでに、
私は学校で学び始めてから2年以上かかりました。
教えられた事を覚えると云う事と理解する事は違うからです。

セルフケアでレメディーを使う場合は、覚えるだけも使えます。
レメディーの効果を体験できる事はとても興味深い事ですよ。

病気の家族のレメディーをキットの中から探すためには、
とても親身になって症状の状態を訊ねなければなりません。
普段の状態を把握しておく必要もあります。
いつもの状態から、どのように違っているのかを知るためです。

レメディ-を使うためには家族に無関心ではいられません。
これは家族が仲良くいるためにとても大切な事だと思います。

レメディーキットがどこの家庭でもあるようになったら良いのにな、と思っています。