オーディオ測定、オーディオ用測定器の解説

 測定器と、他は過去に学んだことへのコメント。

HP 400FL ミリバル

2012年02月01日 | 測定器


HP 400FL ミリバル

 交流電圧計は指示計で分けると、dB目盛りが等しい間隔のものと、つまりdB直線のものと、我々が普通に見かける電圧が等しい間隔のもの、つまり電圧直線のものとが有ります。前者は主としてバレンタイン社製造が多かったものです。F特を測るときはこちらが便利です。

 さて、dB直線式のものは指針が左によっても正確さが落ちない特長があり、メーターは20dBステップのものも多いです。レンジ切り替えが半分で済むので面倒臭がりの人には向くでしょう。こちらは10dBステップになっています。入力が少ないときは左に振り切れます。


 ハイカットフィルターがついており、高感度で使う場合はフィルターをオンにします。ミリバルはアマチュアが普通に使うにはあまり高感度でも意味が無く、また広帯域である必要もありません。
 





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FLUKE 8920A 交流電圧計

2012年02月01日 | 測定器
(概説)デジタル式の真の実効値交流電圧計です。各種インピーダンスに於けるレヴェルを測定出来るようになっています。また、或る任意の周波数のレヴェルを0dBとし、周波数を変えたときのレヴェル変動をdBで表示出来ますので、F特の測定に威力を発揮します。一般にインピーダンスの概念が入った交流電圧計をレヴェルメーターといい、入らないものを交流電圧計あるいはミリバルと呼ぶ習慣です。 
(仕様)周波数特性:10Hz~20MHz 測定範囲:2mV-700V

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FLUKE/887AB 差動電圧計

2012年02月01日 | 測定器


FLUKE/887AB 差動電圧計

(概説)差動電圧をDCだけでなく、ACも測れるという、このシリーズのなかでは最高額の機種でした。慣れると通常型ミリバルよりこちらを使いたくなるという電圧計です。





 
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HP 400GL ミリバル

2012年02月01日 | 測定器

HP 400GL ミリバル


(概説)交流電圧計はメーターで分けると、dB目盛りが等しい間隔のものと、つまりdB直線のものと、我々が普通に見かける電圧が等しい間隔のもの、つまりリニアーのものとに大別されます。前者は主としてバレンタイン社によるのが多かったものです。F特を測るときはこちらが便利です。

 さて、dB直線式のものは指針が左によっても正確さが落ちない特長があり、メーターは20dBステップのものも多いです。レンジ切り替えが半分で済むので面倒臭がりの人には向くでしょう。実はヤツガレもこちらを便利にしています。入力が少ないときは左に振り切れます。


 ミリバルはアマチュアが普通に使うにはあまり高感度でも意味が無く、また広帯域である必要もありません。管球式アンプしかやらないなら1mVの感度があれば困ることが殆ど無い筈です。






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HP 400H ミリバル

2012年02月01日 | 測定器

HP 400H ミリバル


(概説)管球式ミリバルとしては最高峰の1mV~300V 10Hz-4Mhzを実現したものです。HPの管球式ミリバルは400から始まって400Dまでヴァージョンアップを重ね、それ以後は半導体になりより一層高性能になりました。

 これは400Dのメーターだけを替えたもので400Dより大型になり、ミラーもついています。これのラックタイプは実にたいした貫禄で持ってるだけでも楽しいのですが、場所を取り過ぎます。

電圧分割にはマンガニン線が使われるといったオカネの掛けようで1969年のカタログでは$375でした。

 


 ミリバルはアマチュアが普通に使うにはあまり高感度でも意味が無く、また広帯域である必要もありません。
 
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HP 428B DCクリップオンアンメーター

2012年02月01日 | 測定器

HP 428B DCクリップオンアンメーター


(概説)DC~400Hzまでを回路を切らないで測れる電流計です。と言っても蝮の頭みたいなプローブがやや大きいのでTR回路などでは狭すぎて使えない場合が多いです。真空管回路に向くでしょう。このようなプローブが使えるようにあらかじめ配線するくらい行き届けばかなりヴェテランの域でしょう。



 
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菊水 161D 交流電圧計

2012年02月01日 | 測定器

菊水 161D 交流電圧計

 真空管アンプを作り続けている大先輩に、いったいタマのアンプにおいて、1mVのミリバルのレンジに持っていくことは有るの?と聞いたところ、あんまりないね。とのご託宣、10mVでもいんじゃね?との答えだった。

 自分は測定器が面白くなり出してからあまり自作していないが、作っている頃、1mVのレンジまで持っていった記憶があんまり無い。普通余程凝った人でもないと、電源を安定化することは無い。そうなると電源のフリッカーでフラフラするので、1mVのレンジまで行かないのである。

 だからこんなモノでも立派に役立つのである。高感度にしない結果、設計がやや容易になるので、1mVのタイプより広帯域に出来、かつ安い。

 ヤフオクに出ていたら注目されてはどうだろう。




全ての突起を含むサイズ/重量 16w 21h 19d  2.4Kg
10mV-300V  10Hz-1Mhz 入力抵抗:1MΩ 





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