旧家の数寄屋門修理完了

かなり前の記事で紹介した、

旧家の数寄屋門の修理がようやく終わりました


おそらく昭和の初期に作られて

ず～～～っと大事に手を入れながら守ってきた門なのですが・・・


袖壁の柱がシロアリによって食害され

門の戸もかなりガタが来ましたので

思い切ってリニューアルとなりました


永年の歴史を感じる風格でしたが・・・・


袖壁を解体して

袖柱を桧の磨き丸太に交換


その後、

古い木材に洗いをかけて

漆喰を塗り替えます



あとは、建具を取り換えれば完了です



が、

ここで、
トラブル発生！！

建具を発注して１ヶ月あまり

ようやく出来上がった建具を見て　ガックリ

発注した図面と、寸法やバランスがまったく違う

勝手に作りやすいように変更した・・・・なんて

まったく論外っ


再度、寸法に忠実に・・・・作り直しを指示

しかし、次もダメ！！（詳しいことは書けません）


すったもんだ・・・で

やっと、何とかイメージ通りの品物が出来上がりました



建具ができるまでに日数がかかってしまいましたので

袖壁の桧のやけのせいで色が違って見えますが・・・・

１か月もすれば、

いい色合いになってくると思います


以前は、杉をメインにしてありましたが

今回は耐久性も考えて

袖壁も建具も桧材で統一しました


これで、何とか新しい門で新年を迎えることができます

色々とご迷惑をおかけしましたが

最後に喜んでいただいて、
こちらも良い年を迎えることができそうです

ありがとうございました




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