社長のひとりごと

箕面の工務店 ホクト住建(Life-labo北摂)社長のよもやま話

点検作業

2013年06月25日 | リフォーム
今日の午前中はお客様宅の無料点検に行ってきました。

一般の方では、実際に住んでいてもその建物がどういう状態なのか?

メンテナンスが必要か否か?

屋根裏や床下がどんな状態なのか?

なかなかわからないと思います。

そんなお客様に代わって、

私たちがプロの目で見て建物の状況を報告させていただいています。


もちろん、

巷でよく聞く、「奥さん・・・大変なことになっていますよッ」

「今なら、格安で僕が直してあげますよ~」などという詐欺まがいの点検はいたしませんので、

念のため・・・


今回も外観の塗装の劣化状況や、

特に断熱がちゃんとできているのかどうか?

という点を奥様が気にされていましたので、

天井裏から床下、コンセントを外して壁の中まで調査しました。


それと、ご主人が基礎コンクリートのひび割れを気にされていましたので、

その点も重点的に・・・・。


そこで、

コンクリートのひび割れをどう判断するのか?


もっとも簡単な方法として

テストハンマーによる打音検査。



コンクリートの表面を叩いて、剥離や浮きが無いかを調べます。


次にクラックスケールによるひび割れの幅の測定です。



かなり簡易的なものになりますが、

意外と原始的な方法で行っております。


もちろん特殊な機会を使ってもっと詳しく調べることも可能ですが、

一般的な点検ではこの方法で判断しております。


ひび割れの幅も0.3mmまではヘヤ―クラックと言って、

構造的にはほとんど影響はないものと判断します。

では0.3mmを超えると危険?かといえば、

それほど極端に心配する必要はないと思います。


大切なのは、

そのひび割れが進行しているかどうかです。

すなわち、0.3mmを超えると、経過を見ておいて下さいね・・・とお伝えしています。


コンクリートは乾燥収縮により割れる性質を持っています。

コンクリートは堅いので、圧縮には強いのですが、引っぱりには弱いのです。

それを補うために鉄筋によって引っぱり力に耐えるように設計されるのが、

鉄筋コンクリートということになります。


こういった性質を理解すると、

コンクリートが割れることにもある程度余裕を持って対応できるんじゃないでしょうか?


今日はちょっと堅い話になってしまいました




大阪で建築家とつくるソラマドの家⇒ソラマドの家・ライフラボ北摂


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