渡辺俊介粘投ロッテ先勝 10.08.スポーツニッポン(概略)
10.8.パリーグのクライマックスシリーズ第1ステージ「千葉ロッテ―ソフトバンク」第1戦は、千葉マリンスタジアムで行われ、
ロッテが8―4で逆転勝ちし、日本ハムと対戦する第2ステージ進出まで「あと1」とした。
千葉ロッテは渡辺俊介、ソフトバンクは斉藤和が先発。
両投手とも2回までは3者凡退と、上々の立ち上がりだったが、3回に渡辺俊介の自らのバント処理ミスから3点を献上。その裏、斉藤和も4安打を浴びて3失点。
ソフトバンクは4回2死一、二塁から的場の中前適時打で1点を勝ち越したが、
その裏、ロッテは1死一、二塁からTSUYOSHIの中前適時打で同点、さらに1死一、三塁から早川大輔の右犠飛で勝ち越し。
5回にはオーティズの左越えソロ本塁打で1点、6、8回にも1点ずつ加え、ソフトバンクを突き放した。渡辺俊は5回以降は立ち直り、5安打4失点で完投勝利。
第2戦の先発投手は千葉ロッテが小林宏之、ソフトバンクは杉内と発表された。
第2ステージ(5試合制)は13日から札幌ドームで始まり、第1ステージの勝者とリーグ2連覇の日本ハムが日本シリーズ出場権を懸けて戦う。
●千葉ロッテ・バレンタイン監督
序盤に3点取られて、相手が斉藤和。ガッツがなければ食い下がれないが、うまく追いつき追い越せた。
四球が今日の鍵。渡辺俊介も王者らしい投球を見せてくれた。
●ソフトバンク・王監督の話
いい形で点を取れたが、取って取られてになった。向こうの投手も乗せちゃった。8点のうち4点が四球からだからね。とにかく切り替えてやるしかない。
<感想>
強い千葉ロッテが戻ってきたようだ。投打の協力体制だ。
象徴的シーンは、渡辺俊介が1塁への悪送球で1点取られたとき、
里崎智也がマウンドに登り、渡辺俊介のかたを叩いて、「肩の力を抜け、がんばっていこうぜ・・・。」と言動で表現したシーンだ。
今季の里崎智也は、千葉ロッテの1捕手ではない・・・キャプテンだ。
渡辺俊介は自分の悪送球ショックでその回その後、2点取られたが、きっとファンの大声援と里崎智也の優しさで立ち直ったと思う。
これが千葉ロッテのチーム愛だと思う。大衆の前でのパーフォーマンスのできる里崎智也は、キャプテンらしい・・・。
里崎智也と渡辺俊介は同じ年令・・・一昨年は2人ヒーローの試合後、ミニライブした情景を思い出す。
あの情景の再現を期待しますぞ・・・。
TSUYOSHIのヒーローインタビューは放送されなかった。
今季初めてだという。これがこれからのチームの戦いに勢いを与えてくれるだろう。