唐川逆スライダー西武を手玉 2009.3.23.スポニチ
3.22.オープン戦:<ロッテ4-2西武> ◇千葉マリン
唐川侑己が、オープン戦の西武戦で松坂ばりの内角攻めで昨年日本一の相手を手玉に取った。開幕カードの前哨戦で5回2/3を2安打無失点に抑えた。
これまで使っていたスライダーを逆サイドで使う新たな攻め方で6三振を奪った。
これで開幕ローテ入りを決定づけると同時に、開幕第3戦となる4月5日の西武戦(千葉マリン)で登板する可能性も出てきた。
意表を突いた唐川のスライダーに、西武銀仁朗のバットはピクリとも動かなかった。
5回2死走者なし。カウント2-2から投じたのは内角のボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるスライダーだった。
唐川は「里崎さんや橋本さんから試してみよう、と提案されて使ってみました。
松坂さんがWBCのキューバ戦で内角をうまく使っていたのも参考になった。
頭の中でコースのイメージができていました」と振り返った。
松坂の内角へのカットボールと同様に、打者に内角を強く意識させることで投球を楽にした。5回2/3で球数はわずか63球。ストライク先行でテンポよく凡打の山を築いた。
大きな武器である「逆スラ」だが、だれでも簡単に投げられる球ではない。
右打者の内角、左打者の外角ギリギリのコースを狙っているが、1歩間違えれば真ん中に入ってしまう危ないボールだ。
唐川の場合、スライダーを逆サイドで使うと曲がりが小さくなる特徴があるため実戦でも試すことができた。
4回には清水からも同じスライダーで見逃し三振。「手応えはつかめました」と、右打者にも左打者にも通用したことで納得の表情を浮かべた。
この日は風速13メートルの強風だったため、次回登板は無風の状態で再チェックして本番に備えるつもりだ。
バレンタイン監督は「投げるたびに良くなっている。明日開幕しても準備は出きている」と全幅の信頼を寄せた。
この日の快投で同じ西武が相手となる開幕第3戦で先発する可能性も出てきた。
「それは意識せず自分の仕事をしっかりやるだけです」と唐川。
成長著しい2年目右腕が、先発の柱としてフル回転してくれそうだ。
<感想>
千葉ロッテの先発ローテ・・・・●清水直行は安心。 ●小林宏之は、好調と不調があり不安。 ●渡辺俊介・WBCの登板少なく不安。 ●成瀬善久…オープン戦未登板・不安。 ●唐川侑己・安心。 ●大嶺祐太・・・好調と不調があり不安。●小野晋吾・・・今季はいけそう。
唐川侑己は、先輩と相談して調整している姿が見える。例え失敗しても、先輩の意見を参考にして、再調整できる環境を作り上げていることが、頼もしいと思う。
その反面心配なのは、小林宏之・・ベテランに入るから当然であるが、一人悩んでいるような気がする。
他人の意見を聞き入れないような「職人的」資質があるのではないか・・・。
自分で考え調整していく「自立した投手」で頼もしいのであるが、不調になったとき、長期間そこから抜け出せない可能性がある。
昨季はそれだ。がんばれ小林宏之。
全体的には不安であるが、清水直行・唐川侑己・小野晋吾で連敗阻止しているうちに、小林宏之・渡辺俊介・成瀬善久・大嶺祐太が復調してくるような気がする。
今季の千葉ロッテの投手陣は頼もしい。
3.22.オープン戦:<ロッテ4-2西武> ◇千葉マリン
唐川侑己が、オープン戦の西武戦で松坂ばりの内角攻めで昨年日本一の相手を手玉に取った。開幕カードの前哨戦で5回2/3を2安打無失点に抑えた。
これまで使っていたスライダーを逆サイドで使う新たな攻め方で6三振を奪った。
これで開幕ローテ入りを決定づけると同時に、開幕第3戦となる4月5日の西武戦(千葉マリン)で登板する可能性も出てきた。
意表を突いた唐川のスライダーに、西武銀仁朗のバットはピクリとも動かなかった。
5回2死走者なし。カウント2-2から投じたのは内角のボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるスライダーだった。
唐川は「里崎さんや橋本さんから試してみよう、と提案されて使ってみました。
松坂さんがWBCのキューバ戦で内角をうまく使っていたのも参考になった。
頭の中でコースのイメージができていました」と振り返った。
松坂の内角へのカットボールと同様に、打者に内角を強く意識させることで投球を楽にした。5回2/3で球数はわずか63球。ストライク先行でテンポよく凡打の山を築いた。
大きな武器である「逆スラ」だが、だれでも簡単に投げられる球ではない。
右打者の内角、左打者の外角ギリギリのコースを狙っているが、1歩間違えれば真ん中に入ってしまう危ないボールだ。
唐川の場合、スライダーを逆サイドで使うと曲がりが小さくなる特徴があるため実戦でも試すことができた。
4回には清水からも同じスライダーで見逃し三振。「手応えはつかめました」と、右打者にも左打者にも通用したことで納得の表情を浮かべた。
この日は風速13メートルの強風だったため、次回登板は無風の状態で再チェックして本番に備えるつもりだ。
バレンタイン監督は「投げるたびに良くなっている。明日開幕しても準備は出きている」と全幅の信頼を寄せた。
この日の快投で同じ西武が相手となる開幕第3戦で先発する可能性も出てきた。
「それは意識せず自分の仕事をしっかりやるだけです」と唐川。
成長著しい2年目右腕が、先発の柱としてフル回転してくれそうだ。
<感想>
千葉ロッテの先発ローテ・・・・●清水直行は安心。 ●小林宏之は、好調と不調があり不安。 ●渡辺俊介・WBCの登板少なく不安。 ●成瀬善久…オープン戦未登板・不安。 ●唐川侑己・安心。 ●大嶺祐太・・・好調と不調があり不安。●小野晋吾・・・今季はいけそう。
唐川侑己は、先輩と相談して調整している姿が見える。例え失敗しても、先輩の意見を参考にして、再調整できる環境を作り上げていることが、頼もしいと思う。
その反面心配なのは、小林宏之・・ベテランに入るから当然であるが、一人悩んでいるような気がする。
他人の意見を聞き入れないような「職人的」資質があるのではないか・・・。
自分で考え調整していく「自立した投手」で頼もしいのであるが、不調になったとき、長期間そこから抜け出せない可能性がある。
昨季はそれだ。がんばれ小林宏之。
全体的には不安であるが、清水直行・唐川侑己・小野晋吾で連敗阻止しているうちに、小林宏之・渡辺俊介・成瀬善久・大嶺祐太が復調してくるような気がする。
今季の千葉ロッテの投手陣は頼もしい。