ヤクルト巨人をやっつけた 3.28.スポーツニッポン(概略)
【ヤクルト6―2巨人】ヤクルトの投打がかみ合った。2回にガイエルと飯原の二塁打などで4―1と逆転し、中盤にも2点を加えた。
先発の石川は7回途中まで2失点と粘った。巨人はラミレスの一発で先制したが、先発の高橋尚が誤算だった。
●石川「何としても巨人に勝ちたかった」
開幕戦での勝負強さを存分に発揮した。2年ぶり3度目となる開幕投手の大役を果たしたヤクルトの石川は6回2/3を2失点。
開幕戦で負けなしの3勝目を挙げ、セ・リーグの現役投手では中日の川上に並ぶ開幕戦最多勝利となった。
2回、昨年まで同僚だったラミレスにソロ本塁打を浴びて先制こそ許したが、大崩れすることはなかった。石川は「今までより気持ちが入った。
何としても巨人に勝ちたかった」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。
●4回5失点…高橋尚「勘弁して」・・・・9年目で初めて開幕投手を務めた巨人の高橋尚は、4回8安打5失点。
2回に先制してもらったが、その裏に不運な安打もあって逆転を許した。
大役を白星で飾れなかった左腕は「きょうは勘弁してください」。リードした阿部は「アンラッキーだったとしか言いようがない」と左腕をかばった。
●10代開幕先発坂本快音なし・・・巨人の19歳、2年目の坂本が「8番・二塁」で先発した。
巨人では1994年の松井秀喜(ヤンキース)以来となる10代での開幕戦先発出場となった。
昨年も4試合に出場しただけとあって「緊張した」という。自慢の打撃は3打数無安打1四球と快音は聞かれなかった。
試合途中から遊撃に代わった守備でも細かいミスがあり「気持ちを切り替えます」と試合後に笑顔はなかった。
<感想>
これが今季の原巨人野球だ。
全く予想通りの展開だ。もちろん東京ヤクルトの勝因は、選手達のチームワークだと思う。
内外野の守備の調整不足は、投手の好投を引き出せない。
あのような守備力のラミネスをレフトに使うなら、ショートの守備が重要だ。こんな事も分からず起用したのは、監督の采配ミスだと思う。
千葉ロッテでもベニーがレフトを守る時、ショート西岡剛は、素早い反応すする。
これは先輩名手の小坂誠から学んだことだ。
ラミネスの打力を生かすなら、ショートの守備はどうする。
二岡には無理だ。最近売り出しの坂本選手のほうが、守備範囲が広いらしい・・・・とするなら、坂本をショートに固定して育てるべきと思う。
二岡の打力も重要だといっても、故障が多い二岡は、シーズン全体に活躍できない・・坂本の活躍は、チームの長期計画の一環として取り組むべきと思う。
慣れない2塁守備で苦悩する坂本は、アンチ巨人の私としても見たくない。
二岡のショートレギュラーには反対だ。
坂本の悩みは、きっと巨人の若手選手の悩みでもあるからだ。
そうはいっても、温かくなってベテラン選手が活躍し出せば、優勝に絡んでくるかも知れないが、守備の悩みを持ったラミネスは、どうする。
東京ヤクルトの宮本が、巨人には負けたくないという言葉を強調している。
この裏では、ラミネスが楽しく・野球でき好成績をあげられたのは、守備で宮本が支えていたことを、ラミネスに理解させようとしているのだと思う。
巨人の二岡と、東京ヤクルトの宮本の違いだと思う。
超高級年俸をもらっているにもかかわらず二岡のプレーには、チームリーダーの意識が見られない。
若い坂本にポジションをゆずり、自分は2塁や外野の守備練習をしたり、強力代打をめざし、監督にアピールするなど・・・チームのために・・何か考えたら。
原監督にひとこと・・・・ラミネスを生かすなら、小坂誠のショートが特効薬と思いますが・・・・。