大嶺2回4失点「全部収穫」 2.27スポーツニッポン(概略)
【ロッテ3-7楽天】初めての実戦マウンドにはあらゆる経験が詰まっていた。千葉ロッテ大嶺祐太は最速145キロをマークしながら2回5安打4失点。
2回1死一塁で平石に盗塁を許すと、嶋(国学院大)に左翼席へ初被弾。その後もリック、高須に連打を浴び0―3で迎えた2死二、三塁の場面でボーク。
最後は鉄平を直球で見逃し三振に仕留め、少しだけ留飲を下げた。
「楽しかった。プロは凄いと思いました。打たれた原因はコントロールが甘いか、高いか。打たれたのは全部収穫です」と大嶺。
27日午前には3月1日の卒業式出席のため、石垣島へ一時帰郷。以降は2軍に合流する。
バレンタイン監督は「学ぶべきものが見えた機会になっただろう。
大嶺、田中は野球人生が終わるまで数々の対決があると思う」と将来の“名勝負数え唄”へ思いをはせた。
●大嶺の恩師「本マグロになって」・・・・千葉ロッテ大嶺祐太の恩師である八重山商工・伊志嶺監督は、愛弟子の“デビュー戦”をスタンドで見守った。
2回5安打4失点に「ストライクとボールがはっきりしていた。いいボールは何球かあったし、あと1年しっかり鍛えればやっていける」とエール。
楽天・田中を「北海の白熊」と名付けた上で「祐太はまだ南海の熱帯魚。本マグロになれるように頑張ってほしい」と成長を願い、石垣島に帰郷した。
●全敗も手応え・・・・千葉ロッテは楽天との練習試合でキャンプを打ち上げた。
試合後はマウンドを中心に全選手が円陣を組み、清水選手会長の音頭で三本締め。
スタンドの観客もつられて手を叩いた。
鹿児島での2次キャンプはオープン戦を含めた実戦は5戦全敗も、バレンタイン監督はテスト段階であることを強調した上で「大きなケガがなく過ごせて良かった。
チームとしては満足している」と総括した。
<感想>
バレンタイン監督の大嶺祐太の育成計画は、予定通り進んでいるようだ。
大嶺祐太は、まだ本格的なキャンプを体験していないと思う。
基礎体力の養成は順調のようだし、投手陣整備ができている千葉ロッテでは、前半戦は出番が少ない。
このようなチーム状況も考慮して、じっくり育成計画になっているのだと思う。
田中将大は、チーム事情から、開幕から先発ローテーションで、前半戦に大活躍するように見えるが、後半はブレーキがかかるかな・・・。
それを乗り越えたら、大投手の仲間入り・・・・。
2人とも自分を見失わないところがすごいと思う。