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和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束 茶源郷ガイドの会 自主研修

2017年09月01日 21時19分21秒 | 日記
ガイドの会研修 美味しいお茶の淹れ方を学ぶ―煎茶・抹茶―

いよいよ9月に入りました和束 茶源郷ガイドの会のブログ「徒然草」を読んで下さっている皆さんお元気ですか。
茶源郷ガイドの会では平成22年にガイドの会が発足して以来、ガイドの活動を行いながら会員の研修を進めてきました。
本年度は、「お茶の京都」にあたりそれに相応しガイドの会でも、お茶の学びを深めようと「お茶を識る」研修会第2弾を実施ししています。
今回の研修はお茶の美味しい淹れ方を学ぼうと、NPO法人和束ティー・フレンズの理事長で日本茶インストラクターの松石三重子さんを
講師に招いて行いました。
 
お茶の講義の後はいよいよ実践です。
香り良い煎茶の葉の香り、白い器の中の澄みきった美しい一煎目の水色、二煎目の一煎目とはかすかに違う急須の中の茶葉の香り・・・
お茶の美味しさと茶葉の香りに酔いしれていると、写真を撮るのもつい忘れ。
「二煎目が上手くいくと七煎目まで飲めます」との言葉に七煎は初めて聞いたと驚きました。お茶を飲むというのではなく楽しむ、
味わうというのか幸せな空間の中に居る心地よさというか。ほんのり甘くて爽やかなお茶が口の中に広がります。
時間の都合で、三煎目が終わったところで、急須の茶葉を食し、抹茶へと進みました。
自分で点てたお茶の味が美味しくてまた感激。
「今まで飲んだ中で一番美味しい」の会員の声に共感しました。
 
和束茶の美味しさに心も癒された良い研修でした。
和束町ではこのようなお茶の淹れ方体験が出来る所もありますので興味のある方はお問い合わせの上ぜひお越しください。
お茶の魅力に出会えます。お茶の見方が変わります。急須でお茶を飲む楽しさをぜひ味わっていただけたらと思います。
この後は、ガイドの会員(茶農家)を講師にお茶の栽培Q&Aの研修も行いました。
今回は特に茶畑を覆っている寒冷紗の実物を手にして質問に応えられるようにと学びました。

一日の疲れが出てくる時間帯でしたが、先程口にしたお茶で頭も活性化したのか頭の冴えも良かったような気がしました。
 残暑厳しい日が続くようですが皆さんくれぐれもお身体ご自愛ください。
緑いっぱいの和束の茶畑を見にきてください。会員一同お待ちしています

和束 茶源郷ガイドの会からのお知らせ

2017年08月06日 21時51分03秒 | 日記
9月3日(日)五光の滝へ一緒に行きませんか 

8月5日、五光の滝ウォ-クの下見に行きました。
うだるような暑さの中、眩しく光る茶畑を抜け、山道に入ります。
今しがたまでの痛いほどの日差しが線を引いたように突然消え、足裏に優しい感触の地道が始まります。
歩く事の楽しさを味わう余裕も出て、目指すは五光滝。
一枚岩の見事な滝までの程良い行程です。
水は冷たく大きな岩に腰かけて、しばし滝と共に過ごす至福の時間
名前の通り、天気が良ければ滝に注がれる太陽の光で虹を見る事が出来ます。
 
片道5km程の距離です。
和束で一、二の評判の景観「円形茶園」もしっかり見える行程ですので、楽しみも大きいと思います。
町内の方でもなかなか行けない事と思います。
この機会に町内外の皆さん、ぜひ、参加下さい。
涼しい五光の滝さんに一緒に行きましょう。
詳しくは、後日お知らせします


和束 茶源郷ガイドの会 活動報告 6月8日(木)

2017年06月08日 23時50分28秒 | 日記
和歌山 JAながみね「1歩2歩散歩ウォーク」サークル 6月8日(木)
 
今日は和歌山からウォ-クサークル「1歩2歩散歩ウォーク」の方々が30名とJAながみねの職員の方4名が和束町に来られました。
朝からは小雨混じりでしたが、ウォ-クが始まる昼過ぎには曇り空で歩くには丁度で、「カンカン照りちごて良かったわあ」という声が聞こえてきました。
バスは予定より早く着いたようで集合場所のカフェにはバスの方が先に着いていました。
歩きながら、和束町は初めてで、読み方が分からない「わそく町」かなと思ったとか、テレビに映っているのを見て知ったなどと話して下さいました。
時間が経つと陽も時折差し、風も無く蒸し暑さが堪えそうでしたが、山林の中を通る箇所ではホッとされていました。 
歩く道はどんな細い道もみんな舗装されている事を話題にされていたので、茶畑の中の地道を歩くイメージなんだろうなと思って聞いていました。
「こんな坂も車が上がって行くんですね」と茶畑の間の細い道を見上げておられました。
石寺の景観では、この時期は覆いがかぶっていないので、緑一色の美しい茶畑を満喫され、良い時に来た事を喜んでおられました。
撰原の景観では、覆いをかぶせている最中の様子等、畑のあちこちで色々な作業風景が見られ「あんな風にするねんな」と、ちょっと遠くでしたが見入っておられました。
 
和歌山と言えばミカンや梅ですが、今日来られた方の中には「山椒を作っている」と、その話もして下さったりと楽しい時間を共に過ごしました。
2時間弱のウォ-ク。皆さん適度なウォ-クで和束町の景色を楽しまれました。


和束茶源郷ガイドの会 和束風土記 6月4日(日)

2017年06月06日 20時44分04秒 | 日記
和束天満宮献茶祭 6月4日(日)  

6月4日和束天満宮にて午前9時より献茶祭が執り行われました。
6月の和束町は今日も見事な緑で町全体が光っています。
4日は晴天で祭事をするには申し分のない天気です。
伺った8時半には天満宮の祭壇の準備も整い開始を待つばかりの様子です。
境内に集まられた方々の表情も晴れやかに見えます。


今年、京都府では和束町を含む京都府南部山城地域の12町村を舞台とした「お茶の京都」の事業が展開されます。
最近では石寺の茶畑景観を大きく掲載した新聞もあり、この事業も世間一般に知れ渡っている事を実感しました。
色々な所で和束町の景色が目に飛び込んできますが、京都市内の駅の内外の大きな看板を見て、こんなところにも和束町の町の茶畑景観があると思わず見入ったり、近寄って行ったりしてしまいます。
先日は京都迎賓館の中にも「お茶の京都」のチラシがあり、いつも見ているチラシなのに改めて手にとって見ました。
和束町の景色にあちこちで出会うのは町民にとってはうれしい事です。
つい、誰彼無しに宣伝したくなります。
   

そんな「お茶の京都」と謳われる今年、いつから行われているか定かではありませんが、和束天満宮の献茶祭を取材させて頂きました。
70歳代くらいの方が「わしらの子供の時からあったなぁ」と話されていました。
さて、献茶されるお茶の茶筒は、予め各区の天満宮の総代さんから茶農家さんに配られ、茶筒に入れられた新茶は総代さんにより集められ献茶されます。
今年は184軒からの献茶がありました。
数は少しずつ減っているようで、以前は200軒ほどあったようです。
毎年祭典は天満宮の役員の方、奉賛会の代表の方、各区の天満宮の総代の方などの列席のもと執り行われます。
祭典が始まって間もなく茶器に淹れられたお茶が神前に奉納されました。
神主さんにより茶業の益々の繁栄と健康増進、家内安全を祈願され、続いて列席の代表の方々が玉串奉奠されました。
厳かに、祭典は執り行われました。


献茶された方々には、お返しとして「御祈祷茶」とお礼の手紙が添えられ渡されます。
和束町に住んでいても茶業に携わっていないと、このような祭事がある事も知らないで過ごしてしまいます。
また、聞いたことはあるけれど、どんなかしらと思うだけに終わってしまいます。
今回はそんな疑問が一つ解けました。
このような祭事を見せて頂く事で、和束茶の繁栄と茶業を営む人々の安全、ひいてはお茶を愛飲する方々の幸せをも神様が見守ってくださる思いがしました。