おおらかに☆のんびりと

働くママの家事・育児奮闘記。手抜き料理レシピや子供たちのこと、大好きな雑貨のこと・・・などなど。

2010年は伊坂幸太郎

2011-01-09 | 絵本・本

2010年は伊坂幸太郎三昧の一年でした。

『ゴールデンスランバー』を読んでからはまって、
よし!2010年は伊坂幸太郎を全作品読んでみよう!と
できるだけ発行順に読み始めました。

写真は、2010年11月に発行された、
『伊坂幸太郎 デビュー10年新たなる決意』
とうとうコレまで買っちゃった。
すっかりオタクです。

途中、新刊につられたりしつつ、
文庫化された本はすべて読了。
感想アップするつもりが、なかなかUPできなかったので、
まとめてリストだけ。
また時間があったら感想も記録しておきたいと思います。

『ゴールデンスランバー』★★★★★
『オーデュボンの祈り』★★★☆☆
『ラッシュライフ』★★★☆☆
『重力ピエロ』★★★★☆
『陽気なギャングが地球を回す』★★★★☆
『陽気なギャングの日常と襲撃』★★★☆☆
『オー!ファーザー』★★★★☆
『チルドレン』★★★★★
『砂漠』★★★☆☆
『アヒルと鴨のコインロッカー』★★★★☆
『グラスホッパー』★★★☆☆
『死神の精度』★★★★☆
『フィッシュストーリー』★★★☆☆
『魔王』★★★☆☆
『週末のフール』★★★☆☆

★は私の中の評価です。
★5つはやっぱり『ゴールデンスランバー』。
あとは『チルドレン』もよかった。
基本的にはミステリーなのかな。
でも、作品によってけっこう雰囲気が違って、
2010年はすごく楽しませてもらいました。

さて、今年はどうしよう??
同じ作家さんの本をひたすら読むっていうのもいいもんですね。
次は誰にしようかな

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『阪急電車』 有川 浩

2010-10-23 | 絵本・本

以前から気になっていた本を図書館で借りてきました。
タイトルが「阪急電車」。
私が大学時代に利用していた電車です。
すごく懐かしい♪

兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅までを結ぶ、
片道15分の阪急今津線が物語の舞台。
大学時代に住んでいた西宮北口も出てきます。
章のタイトルが駅名になっていて、
それぞれ主人公が違う短編っぽいお話が、
少しずつ繋がっています。
こういう絡ませ方けっこう好きです

電車の中で偶然出会った人たちが、
言葉を交わしたり、忠告したり、恋人になったり・・・
そんなことが現実には次々起こるわけもないけど。
でも、それが期待を裏切らない感じで、
すごく気持ちよく読めました。
(基本的に、期待を裏切られる感じが好きな私ですが、
恋愛ものなどは期待通りが好きです。笑)

読んでるうちに・・・
久しぶりに阪急電車に乗りたくなってきた!
映画化も決まったみたいですね。
楽しみです♪
ほっこりしたいときにオススメ。

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『永遠の出口』 森 絵都

2010-10-20 | 絵本・本

最近伊坂さんばかりだったので、
ちょっと他のものも読んでみたくなって、図書館で借りてきました。
久々の森絵都さんです。

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「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」
誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。
ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。
こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。
小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスを
ちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

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すごいよかった!!一気に読みました。
それぞれの時代でいろんなエピソードがあるんだけど、
どれもすごいリアルで昔の自分を思い出しました。
こんな時代が私にも確かにあった!
そのときの気持ちを思い出してキュンとなったり、
これから子どもたちが通る思春期を想像して苦しくなったり。

子どもにとって耐えられないくらい辛いことや、
この先もずっと変わらない・・・と思ってたことも、
永遠なんてことはなくって(いい意味でも悪い意味でも)
周りも自分も変わって行くことを知って・・・
それが成長するってことなんだって。
そんなことを改めて感じました。
大人になった今だからわかることだけど。

そういえば私も中学時代は悩みばっかりだったような・・・(笑)
大人になっても悩みは尽きないけど、
それなりにやり過ごして生きる術をいろんな経験から得たんだろうな。

そう思うと思春期って必要な時期なんだと思えました。
この先子どものことで悩むことがあっても、
この本を思い出せば少しは気が楽になるかも。

ひめにも坊主にもいつか読ませたい名作です。
森絵都さん・・・伊坂さんとは全然違うタイプだけど大好きです

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『チルドレン』 伊坂幸太郎

2010-10-10 | 絵本・本

まとめてupしてます。
『チルドレン』は、ここまで何冊か読んできた中でも
かなり上位に入るくらい気に入りました♪

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「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、
いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。
何気ない日常に起こった五つの物語が、
一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

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5つの短編がすべてリンクしている長編小説。
おかしな陣内のおかしな考え方や会話がとっても楽しい。
このキャラはいかにも伊坂作品って感じ。
(『ラッシュライフ』に出てきた黒澤っぽい?)
今回もいろんな登場人物がいるけど、
盲目の青年永瀬がよかった!
彼が主人公になっている最後の章が一番好きです。

これまでの伊坂作品と違うのは、
設定がちょっと現実的というか、普通。
いつもはあり得ない設定が多いんだけど。
それが意外とよかった。
ミステリーでもなく、日常のなんてことない出来事なんだけど、
またまた父と子の関係が絡んでてじーんときます。
やっぱり家族を描くのが好きなんだろうなぁ。
とにかく読んだ後さわやかな気分になれます。
これはややこしい伊坂作品が苦手な人にもオススメ(b゜v`*)

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『重力ピエロ』 伊坂幸太郎

2010-10-09 | 絵本・本

相変わらず、伊坂作品を順番に読破しています。
一応発行順に読んでるつもり。

『重力ピエロ』は伊坂作品の中でもけっこう有名なので、
かなり楽しみにしてました♪

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兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。
家族には、過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。

::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'゜::*'

「春が二階から落ちてきた」
で始まる有名な出だし。
これまでの伊坂作品よりもわかりやすい展開で、
スラスラ読めました。
ひねりは少なくて、ミステリーというよりは、
家族愛の印象のほうが強いかも。

重いテーマのわりには相変わらず会話は軽快♪
伊坂さんらしい言い回しは健在。
楽しみながらもいろいろ考えさせられました。
人の犯した罪は、法で裁くだけでは収まらないことも・・・
と思ってしまったり。(だからと言って目には目を・・・はいけませんが)

なんというか・・・
伊坂さんは世の中の「悪」を小説の中(フィクションの中)で、
バッサリ切ってくれるかんじで気持ちがいいんですよね。
だから好きなのかもなぁ。
でも、どんでん返し好きの私としては、
もっと衝撃の展開があるかと期待してしまいましたが、
その辺はちょっと読めちゃって残念(笑)

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いまさらですが・・・『のだめカンタービレ』

2010-06-13 | 絵本・本
いまさらですが・・・
『のだめカンタービレ』にはまりました。
ママ友だちから全巻借りて、一気に読みました。

実はドラマもちょこっと見てたくらいで、
あんまり内容も知らなかったんですが。
すっごい面白い!!(←いまさらですか??)
1巻から23巻まで、途中飽きることもなく。
展開もよかったぁ。
私もピアノはやってたけど、
難しい解説はよくわからなくて。
読み飛ばしたりもしたけど(笑)

最後は2人で協奏曲をやって終わりかな~と思ってたけど、
その辺はまだ続きがあるのかな?
まだまだ先が読みたいなぁ。
番外編があるんだっけ?

上野樹里と玉木宏を想像して読んでるので、
余計にリアルに想像できて楽しい。
映画も全然見てないけど、
これはドラマ&映画も観なければ!!

久々にマンガでどっぷりはまってしまいました。
最近小説ばかり読んでたけど、マンガも楽しいですね。
(もともとマンガ大好きだけど。笑)
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『みちくさ』 菊池亜希子

2010-06-01 | 絵本・本

sacchimoniちゃんからの借り本。

まず、装丁がめっちゃかわいい
そしてイラストがプロ級
文章もあったかい
内容も目の付け所がかわいい
東京のいろんな街を歩きながら、
いろんな思いを書き綴ったエッセイ。

空にいろんな模様があるように、
人にいろんな感情があるように、
街にもいろんな表情がある。
そういうのをいっこいっこひろいながら
今日も明日もあさっても
道草くって私は歩く。

↑あとがきの言葉。
モデル・女優にしておくのがもったいないくらい(笑)
どんどんこういう本を出して欲しいなぁ。
東京在住だったら自分で買っちゃうかも。

みちくさしながら、のんびりと過ごすのっていいなぁ・・・
というか、そういう余裕を持って生活したいなぁ・・・
って改めて思いました。

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『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎

2010-05-30 | 絵本・本

伊坂さん3冊目は『ラッシュライフ』

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泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場――。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、
その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。

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これまた、登場人物が多い!シーンがころころ変わる!
やっぱり複雑で最初はとまどったけど、
終盤、どんどん繋がる気持ちよさがたまらない(*≧∇≦*)
少しグロい描写があったり、
汚い人間が出てきたりする話は苦手だけど、
その中で、泥棒の黒澤の存在が光ってました。

彼の会話とか言葉にはユーモアがあって、
でもいい感じで本質を突いてるんですよね。
ストレートに何かを訴える感じではないのに、
ついついいろいろ考えさせられてしまう・・・
そんな魅力があります。

人生については誰もがアマチュアなんだよ。
全員がアマチュアで、新人だ。
はじめて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ。


この黒澤の言葉を読んだ瞬間グっときました。
前後の話がないとわかりにくいけど、
妙に説得力があって気持ちが軽くなるような気がしました。

そして、ラストはやっぱり地味に(?)爽快。
この締め方が伊坂さんらしくて好きです

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『天使の卵』『天使の梯子』 村山由佳

2010-05-14 | 絵本・本



 切ない恋愛小説と言えば!村山由佳さん。
というイメージがありましたが、
実は村上さんの作品を読むのは初めてです。
どちらも薄い本なので、二冊一気に読みました。
『天使の梯子』は『天使の卵』の10年後を描いた作品です。

一言で言うと、ベタな恋愛小説なんですが・・・
すごく純粋で綺麗なんですよね。眩しいくらい。
うーん・・・どちらもよかった.(*≧∇≦*)
最近読んだ恋愛小説って不倫とかドロドロしたものばかりだったので、
なんだか久々に純粋な気持ちを思い出しました
そうだ!恋愛ってこういう純粋なものだったんだ!みたいな(笑)
(イヤイヤそんな綺麗ごとばかりじゃないぞ、と思う自分もいて悲しい

『天使の卵』はあっけなく終わってしまって、
なんだかもの足りない気がしたけど、
『天使の梯子』を読んでスッキリしました。
『天使の梯子』の方を先に読んでもよかったなぁ・・・。
謎の部分を謎として(卵を先に読むと謎はわかります)読み進められるので、
主人公と同じ気持ちで最後まで読めるという楽しさがあったかも。

私は『天使の梯子』の方が好きだなぁ。
綺麗で純粋だけじゃない、人のいろんな感情がうまく描かれていてよかった。
泣けました・・・

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『八日目の蝉』 角田光代

2010-05-03 | 絵本・本

読んだ本がたまっていたので、
まとめて本のレビューを載せてますが・・・

またまたsacchimoniちゃんからの借り本。
ドラマもやってますね。
角田さんの長編は初めてでした。

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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。


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ハラハラドキドキしながら読みました。
人の子を誘拐して育てるなんて、もちろん悪いことだけど・・・
それでも、逃げて~って思ってしまうくらい、
希和子の薫に対する愛情が純粋で温かくてじーんとしました。

逃げる希和子を応援してしまうのは、
自分勝手で思わせぶりな秋山とヒステリーな妻に対して、
希和子があまりに誠実な女性に描かれてるからでしょうね。
サイテーだ秋山め(`Д´) と、すっかり感情移入(笑)
なんで妻の立場でなく不倫相手の方に感情移入してしまうの?私。
その辺は角田さんに乗せられちゃった感じですが。

一番の被害者は恵理菜(薫)。
誘拐されなければ幸せな人生を歩めたのか?
それもわからないけど。
理性ではなんともならないことが世の中にはあるのかもなぁ・・・なんて。
それを自分自身が身をもって経験することで知る・・・ってのが皮肉。

でも、八日目の蝉のように、
他の蝉が知らない世界を生きるのは、
悪いことばかりでもないのかも。そうだと信じたいですね。
人を憎まず運命を憎まず前向きに生きて・・・
そんなメッセージを感じました

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『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎

2010-05-02 | 絵本・本

『ゴールデンスランバー』を読んでからすっかりはまった伊坂幸太郎。
どうせならデビュー作から読んでみよう!
ということで、『オーデュボンの祈り』を読みました。

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コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。
江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。
嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、
人語を操り「未来が見える」カカシ。
次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。
未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?

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不思議な話でした。不思議な世界・・・。
ファンタジーな部分と妙に現実的な部分がある中で、
ミステリー要素もあり、人間の善悪に深く問いかけるような重さもあり。

登場人物の多さとか、時代やシーンがころころ変わるところとかは、
デビュー作からだったんだなぁ~なんて思いつつ。
複雑さにちょっととまどったりもしたけど、
「なに?どういうこと??」と
振り回されるタイプの話は好きみたいです。私。
(笑)

哲学的な話もいっぱい出てきて、
それをいろいろ考えながら読むのがなかなか楽しい。
そして最後には善人は救われる。
殺人を許された男「桜」がスカっとさせてくれます♪

『ゴールデンスランバー』の方が読みやすく感じたのは、
テーマが「逃走劇」で最初から最後まで一貫してるからかな。
どちらが伊坂幸太郎らしい作品なのか・・・
他の作品にも興味津々です。

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『ほかならぬ人へ』 白石一文

2010-05-01 | 絵本・本

「直木賞受賞作」につられてめずらしく恋愛小説を読みました。
「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の二編が収録されています。
白石一文さんは初だったので、
最初は何となくとっつきにくい感じがしたけど、
読み出すとけっこうさらっと読めました。

「ほかならぬ人へ」も「かけがえのない人へ」も、
自分にとって一番の相手とめぐり会うのは、
すごく難しいことなんだなぁ・・・って改めて感じるお話でした。
「ほかならぬ人へ」では、
自分の想いを寄せる人は他の人を想っていたり、
結婚した相手が別の人を運命の人だと言ったり。
そんなすれ違いの中で、
主人公もまた「ほかならぬ人」に気づくんだけど・・・。
ハッピーエンドとは言えない結末。
現実もそんなもんなのかなぁ。
(ちょっと強引な結末だったような気もするけど)

「かけがえのない人へ」では、
それなりの相手と結婚しようとしながらも、
関係の切れない相手とズルズル続ける女性が主人公。
結婚ってなんなんだろう?
幸せってなんなんだろう?
って考えさせられました。

直木賞受賞作だから、きっとすごい展開があるはず
と思ったわりにはよくある展開でしたが、
私が深読みしすぎたかなぁ(笑)

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『傷つきやすくなった世界で』 石田衣良

2010-05-01 | 絵本・本

sacchimoniちゃんからの借り本。
石田衣良さんのエッセイ集です。 

格差社会、勝ち組負け組、ネットカフェ難民、少子化、サービス残業、いじめ
―時代の風がどんなに冷え込んでも、明日はきっと大丈夫。
若い世代に向け、著者が優しく力強いメッセージを贈る。
「R25」の好評連載「空は、今日も、青いか?」をまとめたエッセイ集。

石田さんの語り口、けっこう好きだなぁ
TVでコメントしてるのを聞いてても、
飄々としてて、でもあったかい人だなぁ~なんて思ってたけど、
このエッセイも優しいんですよね。弱い人に対して。
がんばれ!!みたいな強い言い方や押し付けじゃなくて、
ゆる~く流れに身を任せてみれば?的な感じがいい。
私が共感したのは「残業禁止法」かな(笑)
こんな法律ほんとにあったら世の中もっと楽しくなるかも。

”痛みに、耐える力があなたにも沸いてきますように”

ゆる~くがんばろうと思える本でした。
sacchimoniちゃんありがと~♪

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『最後の恋-つまり、自分至上最後の恋。』

2010-03-29 | 絵本・本

これはsacchimoniちゃんからの借り本。

阿川佐和子、角田光代、沢村凜、柴田よしき
谷村志穂、乃南アサ、松尾由美、三浦しをん
の8人の女流作家の短編集。

短編集って久しぶりだったけど、
たまにはいいもんですね!
しかも、いろんな作家さんの作品が読めるので、
お得な感じだし、それぞれ個性があって面白い
「最後の恋」ってテーマで書いたとき、
こんなにいろいろな話ができるものかと・・・

どれもこれも、短い中でキレイにまとまってて、
なるほどなぁ~なんて一話一話で考えさせられました。

話の好みとしては、
ストレートに「最後の恋」って感じの 「LAST LOVE」(柴田よしき)と
哀愁漂うけど何だか心に残った「おかえりなさい」(角田光代)
が好きかなぁ。

関係ないけど、春太(はるた)って名前いいなぁ。
今度子ども生まれたら(産むんかい笑)
春太(はるた)にしよう!と思ったくらい気に入りました。
(本の中では犬の名前なんだけどね)

sacchimoniちゃんありがとう

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『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾

2010-03-26 | 絵本・本

本屋に行くたびに気になってた本。
やっぱり買ってしまいました。

東野さんの作品は、とにかく読みやすい
最初からグイグイ引き込んでくれるし、
話がどんどん意外なところに展開していくので、
寝る間を惜しんで一気に読んでしまいました。

なんだか、出生の秘密の部分は昼ドラを見てるようで、
ミステリー部分は、火曜サスペンス劇場を見てるような(笑)
とにかくそのままドラマにできそうなエンタテイメント作品でした。

「遺伝子」と「カッコウの卵」を使うところも面白い
血の繋がらない親子の娘の「才能」
血の繋がった親子の息子の「才能」
「才能」って結局はその人次第。
化学的な話のようで、最後は人間的な部分に落ち着いて、
私的には気持ちのよいラストでした。

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