おおらかに☆のんびりと

働くママの家事・育児奮闘記。手抜き料理レシピや子供たちのこと、大好きな雑貨のこと・・・などなど。

『ほかならぬ人へ』 白石一文

2010-05-01 | 絵本・本

「直木賞受賞作」につられてめずらしく恋愛小説を読みました。
「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」の二編が収録されています。
白石一文さんは初だったので、
最初は何となくとっつきにくい感じがしたけど、
読み出すとけっこうさらっと読めました。

「ほかならぬ人へ」も「かけがえのない人へ」も、
自分にとって一番の相手とめぐり会うのは、
すごく難しいことなんだなぁ・・・って改めて感じるお話でした。
「ほかならぬ人へ」では、
自分の想いを寄せる人は他の人を想っていたり、
結婚した相手が別の人を運命の人だと言ったり。
そんなすれ違いの中で、
主人公もまた「ほかならぬ人」に気づくんだけど・・・。
ハッピーエンドとは言えない結末。
現実もそんなもんなのかなぁ。
(ちょっと強引な結末だったような気もするけど)

「かけがえのない人へ」では、
それなりの相手と結婚しようとしながらも、
関係の切れない相手とズルズル続ける女性が主人公。
結婚ってなんなんだろう?
幸せってなんなんだろう?
って考えさせられました。

直木賞受賞作だから、きっとすごい展開があるはず
と思ったわりにはよくある展開でしたが、
私が深読みしすぎたかなぁ(笑)

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2 コメント

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読んだよ~ (sacchimoni)
2010-05-20 00:36:03
makikoさん、こんばんは。

あたしも最初とっつきにくいかな?って思ったけど、3日で読破。
知らず知らずにはまってたのかな。
言葉で言えるものではないんだろうね。
「ほかならぬ」人も「かけがえのない」人も誰にでも必ずいて。
だけどいることに気付くのはいなくなってから・・・。
亡くなったり、どこかへ行ってしまったり。
もぉ会えないんだって気付いた時に、身にしみて感じるものなんじゃないかなぁって。
だから・・・。
自分が関わってる人は大事にしないとね。

いつもありがとぉ
返信する
☆sacchimoniちゃんへ (makiko)
2010-05-20 20:11:34
コメントありがと~♪

そうそう。最初は「失敗したか?」と思ったけど、
途中から急に読みやすくなった気がするよね。
「ほかならぬ人」も「かけがえのない人へ」も、意外と気づかないものなのかも。
そんなの普通わからないよなぁ~と思いながら読んでました。
ほんと「しるし」でもあればいいけど・・・(笑)
失ってから気づくなんて悲しいので、
関わってる人を大事にしないと!だね。
返信する

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