伊坂さん3冊目は『ラッシュライフ』
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泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場――。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、
その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
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これまた、登場人物が多い!シーンがころころ変わる!
やっぱり複雑で最初はとまどったけど、
終盤、どんどん繋がる気持ちよさがたまらない(*≧∇≦*)
少しグロい描写があったり、
汚い人間が出てきたりする話は苦手だけど、
その中で、泥棒の黒澤の存在が光ってました。
彼の会話とか言葉にはユーモアがあって、
でもいい感じで本質を突いてるんですよね。
ストレートに何かを訴える感じではないのに、
ついついいろいろ考えさせられてしまう・・・
そんな魅力があります。
人生については誰もがアマチュアなんだよ。
全員がアマチュアで、新人だ。
はじめて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ。
この黒澤の言葉を読んだ瞬間グっときました。
前後の話がないとわかりにくいけど、
妙に説得力があって気持ちが軽くなるような気がしました。
そして、ラストはやっぱり地味に(?)爽快。
この締め方が伊坂さんらしくて好きです
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