この作者の作品は『うたう警官』(もしくは笑う警官と変題されている)を
含めて二冊目。
今回も北海道警察が舞台。
とある小さい町の駐在所勤務のお巡りさんが主人公。
道警は数年前の癒着不祥事がきっかけでどんな部署でも五年以上の任期を
勤めることなく転勤、もしくは配置換えとなってしまっている。
小さい町の地域情報を、やっと覚えたところで転勤だ。
北海道釧路市、広尾警察署志茂別駐在所の位置する町もそんな町のひとつ。
この町は非常に犯罪発生率の少ない町だった。
町の有力者たちは駐在など全くアテにせずに自分たちで自警団のごとく
犯罪を撲滅している。
犯罪者を挙げるのではなく、犯罪にしないという方法で・・・
元刑事部にいた川久保は赴任したての単身赴任。
捜査権などない彼が自分なりの地道な捜査とカンで、制服警察官の
誇りと意地で小さな町に根付く腐敗と闘う。
一言で言うと、警察小説にしてはとっても地味です。
しかしそれが地味なだけにとてもリアル。
最後はかなりスカッとした気分になりました。
含めて二冊目。
今回も北海道警察が舞台。
とある小さい町の駐在所勤務のお巡りさんが主人公。
道警は数年前の癒着不祥事がきっかけでどんな部署でも五年以上の任期を
勤めることなく転勤、もしくは配置換えとなってしまっている。
小さい町の地域情報を、やっと覚えたところで転勤だ。
北海道釧路市、広尾警察署志茂別駐在所の位置する町もそんな町のひとつ。
この町は非常に犯罪発生率の少ない町だった。
町の有力者たちは駐在など全くアテにせずに自分たちで自警団のごとく
犯罪を撲滅している。
犯罪者を挙げるのではなく、犯罪にしないという方法で・・・
元刑事部にいた川久保は赴任したての単身赴任。
捜査権などない彼が自分なりの地道な捜査とカンで、制服警察官の
誇りと意地で小さな町に根付く腐敗と闘う。
一言で言うと、警察小説にしてはとっても地味です。
しかしそれが地味なだけにとてもリアル。
最後はかなりスカッとした気分になりました。