いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

ちんぷんかん 畠中 恵

2007-07-28 16:15:46 | 小説
へんてこりんなタイトルで・・・
でも内容もへんてこりんな、不思議な江戸物ファンタジーです。

大店の薬種問屋、長崎屋のひとり息子一太郎はとっても病弱で、毎日生きるか
死ぬかの大騒動の日々。
とっても親ばかで大甘な二親と、お目付け役兼ボディーガード兼お店の奉公人
の仁吉と佐助に守られている。
何があろうと一太郎大事のこの二人・・実は一太郎の祖母である狐の大妖
から差し向けらた妖怪だったのだ。
一太郎も妖怪とのクォーターな訳で、特別な力はないが妖怪を見て喋ること
ができる
長崎屋に住み着く妖怪たちと、犬神の佐助、白沢(はくたく)の仁吉とともに
病弱だけど、頭と人のよい若旦那一太郎のちょっと不思議な毎日を綴る・・

このシリーズすでに六作目。
余談ですが、先日は直木賞候補にもなっていたが惜しくも落選
オトツマ県の出身なので、デビュー当時から応援していたのですが・・
次回、がんばってください。

さてさて、今回も盛りだくさんの面白さ。
一太郎は、またまた三途の川を渡りかけたり、若き日のおっかさん
(妖怪とのハーフ)の恋物語や、妾腹の兄の縁談や・・・
ツマは一番最後のお話の はるがいくよ が好きです。
桜の花びらの化身小紅と、一太郎の淡い淡い恋物語。

息抜きしたいときに、読める軽いタッチの小説です。
個人的には、クールで頭脳派で美形の仁吉がタイプです

映画化したら面白いのになぁ・・・と思っていたら、
妖怪のCGにお金がかかりすぎるとかで、お流れになるとかならないとか
って噂がありました。どうなんでしょう

あ、後この本の表紙の絵が好きです





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4 コメント

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v(。-_-。)vブイッ♪ (やん)
2007-07-31 00:44:32
しんみりするよな最後のお話といい
きもーち若旦那が大人になってく過程で
面白かったです。

某会員制ブログのとこで『しゃばけ』好きの集まりに
入ってるんですが
やはり映画化の話が出て、勝手にキャスティングみたいなコーナーが出てましたw
陰陽師の時もそうだったけど
安っぽい映像になるとイメージぶち壊れなので
どうかなあと思ってます。

表紙の絵が好きなら是非『みぃつけた』も
本屋でごらんくださいな^^
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すごい。 (ツマちゃん)
2007-07-31 07:43:02
しゃばけ好き会員制ブログですか?
なかなか、マニアなブログで面白そうっ。
私も実は空想で勝手にキャスティングしたことあります。
肝心の一太郎は浮かばずに、なぜか佐助が照英だったり仁吉が谷原章介だったりと・・・笑

確かに安っぽい映像は勘弁して欲しいですね。
返信する
あ、違うの~(;´Д`A ``` (やん)
2007-08-01 00:01:48
会員制のブログのとこで作れるサークルみたいのがあるのよー^^

照英と谷原は出てたわw
若旦那にウェンツと組んでる目のくりっとした子(名前しらないw)とか
屏風覗きには及川光博とかw
返信する
アハハハ (ツマちゃん)
2007-08-02 08:49:38
若旦那に小池徹平ちゃんですかっ?
かわいすぎる・・・それにちょんまげさせたくないわっ 笑 
私はなぜかあの後えなり君が浮かびました
照英と谷原さんは出てたんですね。みな考えることは一緒か

しかし・・みっちー最高 
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