いごっそうの棲家

以前のblog『オトツマ日記』を改名。オットだけのボチボチ更新雑記。

牧野富太郎記念館

2008-04-21 23:31:11 | 建物探訪

随分昔、小学校の遠足で何度も足をはこんだ牧野植物園に行ってきた。

 

何年か前に一度来たことがあったが、もう一度あらためて

 

来てみたいと思ったのが、併設されている「牧野富太郎記念館」。

 

ここは、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の

 

業績を膨大な実物資料と映像で展示しています。

 

 

 

で、正直いうと、興味があったのは記念館そのもの。

 

この建築は内藤廣という建築家の設計によるもので

 

数々の建築賞などを受賞している知る人ぞ知る建物なんです。

 

 

 

 

 

 

アプローチを入ると、円形の大屋根というのか、低く弧を描いた鋼製の屋根が

 

あって、デッキの真ん中をくり抜いたように竹林が階下からそびえています。

 

 

 

 

 

 

ここは高知市内を一望できるほどの小高い場所にあって、自然の緑との

 

調和も図りつつ、高知ならではの強力な台風による上からでなく下から降る

 

といわれる暴風雨にも耐え得るように、建物全体の姿勢を低く設計されてます。

 

 

 

 

 

 

 

上からの景色はこんな感じ。木陰とかもたくさんあって弁当持参の方たちも

 

ちらほら居ましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勿論、植物園なので、このようにさりげなく?植物もたくさんあります。

 

 

外観もすばらしいですが、記念館の内部は雰囲気がまた違います。

 

 

 

 

 

 

外観は高さを抑えてますが、ここは傾斜地のようで内部は多少下がって

 

いるのか、天井は高く開放感がタップリです。

 

 

 

 

 

 

内部は木をふんだんに使った造りで、1999年に竣工してから9年の歳月

 

による経年変化で無垢の杉がいい色に焼けてました。

 

 

高知の施設は県産の杉、桧、土佐漆喰、土佐和紙などを使った、いわゆる

 

土佐派の建物が多いのですが、この建物は高知の建築家の設計では

 

ないので、洗練されたセンスの中に高知の風土を巧みに組み込んだような

 

空間でした。

 

 

 

展示スペースの椅子がアアルトのスツールっぽいのもかなり気に

 

なりました。 シンプルな4本足のスツールと別に、同タイプの、背もたれがついた

 

お馴染みの椅子もありましたし・・・

 

ビニールハウスのような植物園にも無造作にスツールは置かれてました・・・

 

もしアアルトだとしたら、県立の施設で何十脚も・・・

 

真相をご存知の方は教えてください!

 

 

 

 

 

 

これが記念館の全貌です。

 

 

それと最後に、記念館の主役、牧野富太郎博士のリアルな研究の一コマも。

 

 

 

 

 

 

牧野博士、かなりリアルです。

 

 

アップも撮らせていただきましたが、載せるのはコチラにしました・・・

 

 

 

 

肝心の植物とか美味しい料理はツマblogでお楽しみください。

 

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおっ! (かめ子)
2008-04-24 08:24:41
すごい建物ですね。
曲線が美しい~

一度行ってみたいです!
きっとウチの相方も絶対見てみたいに違いない

結構、公共の建物ってお高いものが平然と揃えられていたりしますよね。
やっぱりアアルトなんでしょうか
返信する
かめ子さんへ (オト)
2008-04-24 22:22:17
くま吉さんも建築関係のようですから、絶対
楽しめると思いますよ

自分は家づくりを始めるまでは、ただ変わった
建物やなぁ、くらいでしたが、最近はこの手の
建築物を見るのが楽しみでしょうがないです。
展示物を見ろーってよく突っ込まれ
ますが
返信する
えーっと・・・ (シュフ)
2008-04-25 12:14:25
これはその~つまり、ツマちゃんと一緒にお出かけされたんですよね
お2人のブログ記事を比べてみると
とても同じ場所で同じ時を過ごしたとは思えないところに
大爆笑してしまったワタクシです

しかし建物に詳しくない私が見ても
本当に美しいと思えるフォルム。。。
マニア(ツマちゃんの言葉を借りました)のオトさまは
きっと楽しい時間を過ごされたことでしょうネ
返信する
シュフさんへ (オト)
2008-04-25 22:18:45
ハハハ・・大爆笑ありがとうございます
ですよね、同じ場所に行った
内容には全く見えません
でも実は、さり気なくツマは写真の中に登場
してますよ。わかります?

この植物園は周りの自然と数々の植物、
創造的な建築物とか見所もたくさんだし
観光にも、普段使いにもイイ場所です。
今度はツマの特製弁当を持って来たいと
思います(笑)

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