サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

仕事のことは考えるが、自分のことは考えない 仕事に向かって逃避してる?

2017年01月27日 07時52分25秒 | 日記
仕事は大変だ。次から次と問題が降りかかる。その対応に日々追われる。しかし、「それが仕事だ」と観念する。

そして、あるとき、ポッカーンとしたとき気づく。いや、実は時々気づいてはいるが、敢えて考えないようにしている。何か。「自分のことは考えていない」こと。考えたところで何かが変わるというわけではないから? 或は「今は仕事」だから? 

逆に言えば、「自分から逃げて、仕事の方に向かって逃避してる」と言うのは言いすぎでしょうか。

では、「自分のことを考える」って、どうやれば。

それこそ、キャリアデザインの手順があり、市販の本でも読めば概略はつかめます。しかし、大部分の人が、キャリアデザインの本を読んで「よし、やるか」となるのでしょうか。

そもそも、「自分を変える気力・努力を考えたら、今の自分を踏襲しているほうがラク」では?。

そして、もっとも難しいのは、キャリアデザインの決まり文句=『「強み」を生かしましょう』というセリフ。そk「強み」は、人と比べて相対的に多少勝る強みではないかなと思います。そうでなければ、就活で全員が内定取れるはず。もちろん、就活では「強み」だけで判定されませんが。

こんな例は如何でしょう。江戸時代の浮世絵。時の政権からも侮蔑された絵画。
しかし、ゴッホを始め、印象派の画家たちは、競って浮世絵を画風を模して傑作を残しました。
そうです。浮世絵は印象派の先生なのです。日本における世界に誇る「強み」でした。
今の日本で言うならば、輸出で稼いでいるアニメみたいなもの。
この強み。鎖国の日本にあっては、徳川政権はおろか、描いた本人だって知らないでしょう。

キャリアデザインにもそういうところがあると思います。自分で自分のここが強い???。
考えないよりいいですが、過信は禁物。

そう言う意味では、「自分のことは考えない」気持もわかるのですが、「強み」を知る・知らないでは、自信に雲泥の差が生まれますよね。



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