仙台だより

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星野JAPAN

2008年09月16日 00時28分35秒 | 日常
星野JAPAN

負けた。

そして、日本全国でバッシング。

私も準決勝、3位決定戦は見ていたが、負ける流れだった。

非国民と言われるかもしれないが、心のどこかで

「負けた方がよい」

とも思った。

そして、案の定日本全国星野バッシング。



この流れを考えるときにある言葉を思い出す

「判官贔屓」

という言葉。



義経を討伐した頼朝よりも、朝敵となった義経を応援する心理と言われる。

つまり弱い者を応援したくなる国民心理。



日本人は日本の野球は世界一だという自負がある。

だから、ある意味今回星野JAPANが金メダルをとってもある意味当然として何も盛り上がらなかったかもしれない。いや、きっと盛り上がらなかっただろう。

というのも反面として、前回のWBCがあったからではないか。

WBCで勝ったから。

あのときは王監督+イチローだった。

あのときは、優勝できるとは国民の大部分も考えていなかった。

しかし、勝った。

あのときは最高だった。

だから、それ以上の最高はない。

今回は勝つべくして、作られた組織。

今回は、星野監督+宮本?



国民の心理としては、未だに王監督+イチローだ。心の中にそれがある以上、星野JAPANを心から応援していただろうか?

だから、勝つべくして作られた組織には、生き残るには金メダルしかなかった。そこまでやって、やっと及第点だったと思う。

WBCを最高の思い出にするために、オリンピックは負けた方が良かった。

そして、そんな日本チームを作った監督と、協会をバッシングする。

それが、日本的な判官贔屓のあり方だ。

対極として、上野選手のソフトボールとの比較もあったかもしれない。

あらゆる意味で、今回の星野JAPANは日本国民から本当の意味の応援を受けていたとは思えない。



「勝って当たり前」

星野監督が「意気に感じる」ことができなかったことも敗因としてあったと思う。