仙台だより

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仕事は楽しいか?

2008年07月03日 00時32分44秒 | 日常

ことあるごとに、最近「仕事は楽しい?」と聞くことがある。

が、

楽しいと返ってきたことはない。

これは私以外の誰に聞いても、同じ答えしか返ってきたことがない。

私は会社に入って、体も精神もぶっこわしてきたが、今は楽しい。


きっかけはかなり昔ににさかのぼる。


10年ぐらい前のテレビドラマ。

裁判所のドラマだった。


その中のせりふで、

「みんな自分で決めることができないんだよ」

という言葉を聞いたのだが、それを5年ぐらい前にふと思い出した。


私は基本的に自分の仕事は自分で決めるようにしている。

平社員といえども自分で決めて良いと思う。

ただ、前の上司とはその決めた内容が甘かったことが多かったので、「少しは相談しろ」と転勤前に言われた。


私は、報・連・相のうち、連絡、報告はするが、相談はよほどのことがないとしなかった。

実際、自分で決めるには、かなりの責任を負わなくてはならない。いろいろ調べなくてはならない。バランスも求められる。

その自分で決めるクセに気づかせてくれたのは、私の原型を作り上げた上司との出会いに始まる。

その上司に会うまでは、困ったら上司に相談するものだと思っていた。

その方からは「そんなん自分で考えろ」と何度も叱咤された。

だから、自分で考えざるをえなかった。


で、今周りを見ると、

「相談業務」

っていうのがある。


新人とか、経験が浅い人には懇切丁寧に相談に乗るべきだと思う。

自分を振り返って思うけど、「上司と担当」というのは、担当のほうがスキルが上回っているケースが相当にある。

私も担当を5年以上離れていたが、交渉能力は格段に低下していたのを如実に感じていた。

極論かもしれないけど、担当者はより多くのものを自分で決めた方がいいと思う。スキルがある担当者をもってしてもできないものを、理論的に上司がダメだしすることはできんでしょう。

だから、報告はあったとしても、相談業務というのは、俺には理解できない。(部下よりスキルが劣る上司というのもどうかと思うけど・・)

俺も今だからこそこういうことを言っているが、昔は、部下の間違いを指摘してなんぼという時期があった。今から考えると、本当に最悪な上司だった。その当時の部下には謝りたいとすら思っている。

自分で決めると仕事は楽しくなってくる。上司が首を横に振れないような仕事をするようになる。

会社はストレスの溜まる場所である。その中で「自分で決める=自立する」というのは、考えれば相当難しいことかもしれない。

ただ、俺は言いたい。

サラリーマンこそ剣を持って立ち上がれ!

と。

一歩踏み込めば、何か違ったものが見えるハズ。



なんか、かなり偉そうなことを書いてしまったけど、別に自分が会社にとって「あいつは素晴らしい」と言われていることは全くなく、逆かな。それに、あいつはかなりKYだな。と思われていると思う。

ただ、自分にとって仕事を楽しくできるということは、出世よりも重要なことなんじゃないか?と思っている。


・・

会社のことを考えて、お客さまのことを考えて、出した結論なら、それが規約、就業規則、会社規則、各種法律に反しない限り、それは正しい答えになる。

そう思う。