サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

2007を振り返って…。

2007年12月30日 | 日々是好日
 今日は、今年最後のゾメタ。
診療はすでに29日で終わっている。
当直のドクターは内科のドクターだけだったので、
主治医のI先生が、私のゾメタの点滴にだけに
来て下さる予定にしてもらっていた。

あぁ~、それなのに、それなのに…。
私ったら、寝坊してしまった。
気がつけば、すでに約束していた9時になっている。

ボーッとした頭のままで支度を急ぐ。
免疫が落ちているせいか、動作ものろい私。
見かねたパパが「送っていくから…。」と用意している。
それでも、まだ私は急がなくちゃという気持ちはあるんだけど
足は関節痛でガタガタだし、身体もフラフラ…。

車に乗ってからIドクターに電話をする。
「すみません。今、向かっています。」と。
(ごめんなさい。きっと、先生イライラしながら待っているわ…。

急いで行ったので、いつもよりかは早く着いた。
でも、結局患者さんが立て込んでいて、
看護師さんはIドクターを呼んでくれない。
(あぁ~、どうしよう…。


結局、約束の時間を大幅に遅れて、
ゾメタの点滴のための針を刺す。
遅れた事を謝ると、Iドクターは、
Dr.「病棟回っていたから、大丈夫ですよ~。」
と言ってくださった。
(気休めでも、有り難い…。

来年のPETの検査の事と先週は白血球が低くて、
動注療法が出来なかった事を報告する。

Dr.「そうでしたか…。でも、無理しない方が良いでしょう。
休診中に免疫下がったらなお大変になるので
その時の事を考えてくれたのでしょう。」
とおっしゃってくださる。

そして、今年もおせわになったお礼を言い、先生と別れた。
先生は、その後すぐに待たせていた娘さん二人とニコニコ顔で
車で帰っていったそうだ。(外で待っていたパパ談)
(ごめんなさい。娘さんも待たせていたんだ~。

このI先生と出会ってから5年半。
私が闘病している間に子どもさんがどんどん増えている。
毎年、年賀状を見て、私はびっくりしている。
今は娘さん3人と息子さん2人の子だくさん…。
とても子煩悩の方だ…。
そんなI先生に、今年もおせわになりました。



 思えばこの一年は、肝臓との闘いに明け暮れた感じだった。
7月に動注のリザーバーを入れた事で、
今はなんとか病状も安定している。

研修所、高校に行っていた仕事の方は、どうにか
一年を勤め上げる事が出来た。

公募展にもどうにか出品が出来たし、
来年に開催される管楯彦賞の推薦も受ける事も出来た。
来年に向けて、また絵を描く勇気を頂いた。

うちのパパは4月に右膝を骨折して長期に入院したが、
今は元気に毎日お隣の県の専門学校まで仕事に行っている。
娘は6月末にバレエを辞めてしまったが、
今はその分、英語、国語、算数の学習塾を頑張っている。
私以外の家族(母も含め)は、元気に暮らせた。

新年早々と、夏には大学の同級生たちとも
旧交を温める事が出来た。

夏には、北海道旅行も出来たし、
旧友とも会える事も出来て、とても嬉しかった。
秋には、お茶を始めて、
学ぶ事の楽しさを感じている。

そして、今年はブログを始めて、ブログを見てくださる
皆さんと出会えた事は、とても嬉しかった。

ハンドベルも図書ボランティアも
無理なく続けていられる…。

本当に毎日が充実していた。
有り難い事です。

いつも、こんな拙い文章ばかりだし、
カーディガンを着たままの忘れん坊だし、
今日のように、大事な約束でも
寝坊してしまうようなこんな私ですが、
来年もよろしくお願いします。

皆さん、良いお年を~~~!