サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

クリスマスツリー

2007年12月10日 | 日々是好日


 週末、ようやくクリスマスツリーの飾り付けをした。
うちの毎年の行事だ。

 昨年までは、子どもたちを集めてクリスマスのリースの会をしたり、
ママ友達を集めてリースを作ったりもしていた。
でも、今年は辞めた。
やっぱり、しんどいの…。

だから、今年は玄関先にあるコニファーともみの木に
娘と二人きりでベルやリボンをつける。

まぁ、こんなものか…。


それでも、暗くなるとイルミネーションでちょっと綺麗かな…。
(昼間はあまり見ないで~。)

リースは去年作ったものを出して取りあえず飾った。
今週末には新しくしてあげようかな。


さてさて、今日は高校生のお守り役の日。
1限~4限までの授業だった。

先週も具合が悪そうだったA君は、今日もなんだか元気がない。

私「大丈夫?具合が悪いの治った?」と聞く。
A君「うぅ~ん。それは…、大丈夫だけど。」

今日は自画像の仕上げをする予定なのだが、
パソコン画面の前につっぷして、いっこうに進まないA君。

私「どうしたの?」
A君「こんなもの、どうでも良い。生きるのが嫌だ。
死んだ方がましだ!」
私「なんで、そんな事言うの?」
A君「じゃまくさい…。生きていても意味がない。」とかなりダーク。

私「生きたいと思っていても、生きられない人だっているんだよ。」
(実際、この子達には、私が末期ガンだとは言ってない。)
A君「ある意味、そうゆう人が羨ましくもある。」と言う。

私「死んだ方が良いなんて、そんな事を言わないで欲しい。
そんな事より、今この課題(自画像)を描かないとね…。」
とさらっと流す。(流して良かったのか…私。)

パソコンルームは隣の生徒とも接近しているし、
他の生徒たちにあまり聞こえないようにしゃべっていた。

この生徒の事は気にはなったが、そっとしておこうと思った。

この授業が終わってから、この事を報告しておいたら、
私の携帯に担任の先生が血相を変えて電話をかけてきた。

「A君、その後、保健室に閉じこもりきりです。」と。
担任の先生にも保健室の先生にも自分の心のうちを見せないA君。
私のように、たま~に来る講師の方が話しやすかったのかもしれない。

A君には死なないで欲しいと思う。
この頃の子は、ほっとくと本当に簡単に死んでしまうのだ。
でも、そんな甘ったれた気持ちのまま大人になって欲しくない。

来週で私の担当していたパソコンの授業も終わり。
もしかしたら、この子達には、私でしか伝えられない
何らかのメッセージを伝えなければならないのかもしれない。

A君、どうなっただろ…。