2004年12月28日。
彼女は、鳥になってしまった。
突然に…。
彼女は、私の高校の同級生。
私が病気になり手術する時に
高校の同級生が仲の良い友人たちに声をかけて
彼女も千羽鶴を折ってくれた。
手術後、久しぶりにその同級生たちと
彼女も一緒にランチに行ったりもした。
その時、いろいろと彼女の悩みを聞いたりして
長い間、会わなかった時間を埋めたりもした。
翌年、精神のバランスを崩した彼女は入院していた。
鍵のついたドア。
面会をするのにも、身分証明書が必要だった。
彼女の誕生日だったので、
友人たちと一緒に病院へお見舞いに行った。
「ごめんね。○○(私の事)が大変な時なのに、
私がこんな弱虫でいたらいけないよね。」
と謝ってばかりだった。
「そんな事ばかり言わないで、気をしっかり持つんだよ。」
と私は言った。
しかし、それからほどなく退院した彼女は、
私よりも人生を早く終えてしまった。
それから、ちょうど3年。
今日は、彼女の命日…。
今日は、昨日までのお天気が嘘のように雨模様。
年末、この時期になると否応なく彼女の事を思い出してしまう。
私は、新年に○和デパートの画廊で展観される
高校の同窓会展の搬入に夕方から向かった。
ここは、彼女が鳥になった場所。
本当は、あまり近づきたくはない。
でも、この命日に彼女に呼ばれるように行く。
絵の搬入を終え、駐車場を足早に出る。
でも、彼女の事が頭から離れないので
駐車場を出てから、その場所に手を合わせる。
彼女がいなくなってから、時々友人達と彼女の話をする。
何故、あの時、彼女を助けてあげられなかったのか?
どうして、どうして…。
私は、○原さんをたいして信じているわけではないけど、
TVで「自死をした人でも、精神的に病を持って
そうなった場合は、病死をしたのと同じと思って良い。」
と言っていた。
そうだ、彼女の死は病のための寿命だったんだ、と。
私は、そう思うようにした。
彼女は、抗うつ剤を多量に処方されていた。
退院してからは、その量を減らすようにしていたようだった。
でも、そんな時には死の衝動が高まる事があり、
特に注意が必要だそうだ。
「抗うつ剤に関する注意」
でも、自死は決して許されるものではないし、
残された家族にとっては深い傷となって残ってしまう。
実際、彼女の家族は深く傷ついた。
今でも私は気になっている。
彼女は、今、どうしてるのか?
あちらの世界で安らかで、いてもらいたい。
そして、彼女の分まで生きなきゃと思う。
この時期が来ると、いつもそう思う。
彼女は、鳥になってしまった。
突然に…。
彼女は、私の高校の同級生。
私が病気になり手術する時に
高校の同級生が仲の良い友人たちに声をかけて
彼女も千羽鶴を折ってくれた。
手術後、久しぶりにその同級生たちと
彼女も一緒にランチに行ったりもした。
その時、いろいろと彼女の悩みを聞いたりして
長い間、会わなかった時間を埋めたりもした。
翌年、精神のバランスを崩した彼女は入院していた。
鍵のついたドア。
面会をするのにも、身分証明書が必要だった。
彼女の誕生日だったので、
友人たちと一緒に病院へお見舞いに行った。
「ごめんね。○○(私の事)が大変な時なのに、
私がこんな弱虫でいたらいけないよね。」
と謝ってばかりだった。
「そんな事ばかり言わないで、気をしっかり持つんだよ。」
と私は言った。
しかし、それからほどなく退院した彼女は、
私よりも人生を早く終えてしまった。
それから、ちょうど3年。
今日は、彼女の命日…。
今日は、昨日までのお天気が嘘のように雨模様。
年末、この時期になると否応なく彼女の事を思い出してしまう。
私は、新年に○和デパートの画廊で展観される
高校の同窓会展の搬入に夕方から向かった。
ここは、彼女が鳥になった場所。
本当は、あまり近づきたくはない。
でも、この命日に彼女に呼ばれるように行く。
絵の搬入を終え、駐車場を足早に出る。
でも、彼女の事が頭から離れないので
駐車場を出てから、その場所に手を合わせる。
彼女がいなくなってから、時々友人達と彼女の話をする。
何故、あの時、彼女を助けてあげられなかったのか?
どうして、どうして…。
私は、○原さんをたいして信じているわけではないけど、
TVで「自死をした人でも、精神的に病を持って
そうなった場合は、病死をしたのと同じと思って良い。」
と言っていた。
そうだ、彼女の死は病のための寿命だったんだ、と。
私は、そう思うようにした。
彼女は、抗うつ剤を多量に処方されていた。
退院してからは、その量を減らすようにしていたようだった。
でも、そんな時には死の衝動が高まる事があり、
特に注意が必要だそうだ。
「抗うつ剤に関する注意」
でも、自死は決して許されるものではないし、
残された家族にとっては深い傷となって残ってしまう。
実際、彼女の家族は深く傷ついた。
今でも私は気になっている。
彼女は、今、どうしてるのか?
あちらの世界で安らかで、いてもらいたい。
そして、彼女の分まで生きなきゃと思う。
この時期が来ると、いつもそう思う。