時計がずれた世界で待っていた衝撃の世界とは…。
2020年1月17日は「5分後の世界」を紹介します。
この本は 村上龍さん によって執筆されました。
【導入】
主人公である小田桐は気が付くと、何故か兵隊の行進に加わっていた。
小田桐は行進を続ける中で、自身の過去の行動を思い出そうとするが、現在の状況に結び立った経緯が全く理解できない。
長い行進を終え、上司と思われる人物と話をした所、自身がいる場所が現代日本ではなく、第2次世界大戦で連合国軍と戦いを続けている日本だとわかり困惑。
上司と会話を続ける最中、「お前の時計が5分遅れている」という一言から、目の前に広がる世界が「5分後の世界」だと理解する…
【個人的なポイント】
この本を読んで最初と最後に感じることは「結局のところ、5分後の世界とは何か？」という事だと思います。ネタバラシになってしまうので明記しませんが、登場人物の行動、発言を注視して読むと、それぞれの人物の心境や思想がわかっていくかもしれません。
この本の著者である村上龍さんは、他にも「コイン・ロッカー・ベイビーズ」「半島を出よ」といった小説を執筆しており、いずれも高い評価を受けています。是非読んでみてください。
以上でこの本の紹介を終わります。
ありがとうございました。
 | 五分後の世界 (幻冬舎文庫) 村上 龍 |