のほ本ブログ

このブログでは本に興味を持ってもらう事を目的としています

チャップリン自伝 若き日々 : チャールズ・チャップリン 中里京子 (訳)全413p

2020-01-08 11:27:08 | 

【あらすじ】
ロンドンの薄汚れた劇場で母の代役として初舞台を踏んだチャールズ・チャップリン、その若き日は困難の連続であり日々が戦いの連続だった。そんな彼の前半生をチャップリン自身が描く…



2020年1月8日は
チャップリンが自身の若き日を描いた自伝「チャップリン自伝 若き日々」について書いていきます。


この本は チャールズ・チャップリン によって執筆されました。
チャップリンは今でこそ「喜劇王」として著名であり、だれもが知るコメディアンとなっていますが、若き日はスターとは程遠い極貧生活を送っていました。母のハナは精神病棟に収容され、父親はアルコールに依存し中毒で死亡しました。その為、チャップリン自身も幼い頃から、自身が周りとは違う家庭環境である事、極貧である事を自覚していました。そういった家庭事情だった為に、彼自身も救貧院と孤児院を転々とするなど多くの困難があったそうです。しかしながら、チャップリンはその中で若き日に体験した数多くの経験から、自身の才能に徐々に気が付き始め、次々とその経験を行動に移していきます。「若き日の体験が今の自分につながっている」とあるように、完璧主義者のコメディアンであるチャールズ・チャップリンがどのように誕生したのかをこの本では知る事が出来ます。



この本では、チャップリン自身が自分のことを赤裸々に語っており、新たな一面を見る事が出来ます。チャップリンは「独裁者」「モダンタイムス」といった映画を数多く残しており、現代でも多くの人に見られています。チャップリンの作品に触れた人々はその作りこまれた描写と彼の迫真の演技によって心を突き動かされ、彼の作品を何度も鑑賞してしまうそうです。私もチャップリンの作品を数作拝見しましたが、やはり彼の作品には人の心を突き動かす何かを感じる事が出来ます。

以上でこの本の紹介を終わります。
この本に関しては、本を読んだ後に彼の作品を鑑賞すると、さらに新たな発見が見つかるかもしれません。
ここまで閲覧してくださりありがとうございました。