【あらすじ】
チャールズ・ストリックランドは妻子を捨て画家になることを目指し、世捨て人として人々から見捨てられていく。だがストリックランドはそんなことどこ吹く風といった様子で絵の創作に打ち込み、やがて「天才」と呼ばれるまでに才能を開花していく…
2020年1月11日は
世界の名作文学の1つ「月と6ペンス」について書いていきます。
この本は サマセット・モーム によって執筆されました。
彼は画家ゴーギャンをモデルとして天才画家チャールズ・ストリックランドを創出しました。ストリックランドは人々からバカにされながらも自身の信念を貫き、死後にようやく画家としての才能が認められました。生前は彼に対する批判的な意見が絶えませんでしたが、死後は、そういった批判も含めて彼は天才だったのだと意見が反転します。天才の人物像、人とは少しずれていると考えていたものが実は最先端を走っていたという衝撃が人々には合ったのでしょう。
【導入】
赤ひげの小男であるストリックランドは、株式仲買人という仕事をこなし妻子を養う幸福に満ちた生活を送っていた。だが、彼は突然に一通の手紙で妻子に別れを告げ、イギリスのロンドンからフランスのパリに姿をくらましてしまう。彼の行方を捜した妻は「ストリックランドは女に惚れこみ、高級なホテルでのうのうと暮らしている」という情報が入手し憤慨する。この事実を確かめたかった妻は、知り合いの青年に彼の姿を確認するように懇願し「まったく怒っていないから戻ってきてくれ」と伝えるように指示を出す。青年が探しに行くと高級なホテルにストリックランドは見つからず、捜索した結果、小汚いホテルに滞在している事が判明した。青年はストリックランドに再会し、妻の事を伝えると、彼は一言「絵を描きたいんだ」とだけ告げ、妻子を捨てたことは絵を描くためだったと発言します。40代に入り無謀と思える試みを目指すストリックランドの姿を見た青年は、本当に金や女の為に妻子を捨てたのではないと理解しロンドンの妻子の元へと戻っていった。
以上でこの本の紹介を終わります。
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