のほ本ブログ

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芸術は爆発だ!岡本太郎痛快語録:岡本敏子 全263p

2020-01-22 17:32:59 | 

日本近代芸術史の原点にして頂点と呼ばれる人物の人生観を語る…
2020年1月22日は 『芸術は爆発だ!岡本太郎痛快語録』 を紹介します。
この本は 岡本敏子さん によって執筆されました。



【主な内容】
 岡本太郎を知らない日本人は皆無に等しい。なぜ彼の作品はこれほどまでに評価され人々の心に残るのか。この本は、岡本太郎の近くでずっと過ごしていた岡本敏子さんが、彼の日頃の行動やエピソードを交えて語り、彼の姿や哲学を通して彼の人生観を読者と一緒に考える。



【個人的なポイント】 
 この本を読む前の僕にとって、岡本太郎さんは「名前だけは知っているけど何をしたのかは知らない」という人物でした。
 ですが、考えてみるとこの点はとても不思議です。僕だけでなく多くの人が、彼について知っているのは「太陽の塔」と「芸術は爆発だ!」という名台詞のみなのです。その2つだけで誰もが知っている人物となった岡本太郎とはどんな存在だったのか?
この1冊を読む事で、少しだけですが岡本太郎という人物がわかったような気がしした。「太陽の塔」を閃いた話と当時の建築家たちを唸らせたエピソードは読んで衝撃を受けると思うのでお勧めです。



以上でこの本の紹介を終わります。
 僕は上記で、岡本太郎という人物がわかった気がしたと述べましたが、正直まったく彼の考えていた世界が想像できません。
 軽薄な言葉になってしまいますが、彼はおそらく生まれながらにして「天才」だったのだと思います。 この本を読んでいる間、私は以前に紹介した「月と6ペンス」の天才画家ストリックランドを想起しました。 
 僕は芸術のセンスがないので全く分かりませんが、芸術家という人物は世界が普通の人と違うように見えているのだと思います。生まれてきた時点で人と違うように世界が見える特別な存在なのかもしれません。芸術がわかるように今後も学んでいきたいです。