のほ本ブログ

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チャップリン自伝 栄光と波瀾の日々 : チャールズ・チャップリン 中里京子 (訳)全688p

2020-01-09 21:08:00 | 

【あらすじ】
劇の道を歩む中でアメリカンドリームを体現し、映画界のスーパースターへとのし上がったチャールズ・チャップリンは「キッド」「街の灯」などの名作を次々と発表し、さらにその知名度を高めていった…




昨日から引き続いてチャップリンの自伝を紹介します。今日は本の紹介ではなく彼の名作映画の紹介にしようと思います。
この本は若き日々の続き、映画界のスーパースターとなったチャップリンの晩年までの実体験を書き残しています。彼は若き日の極貧生活を抜け出し、舞台役者、劇作家としての才能に目覚め、映画の監督、脚本、主演を同時にこなすマルチなスーパースターとなりました。若き日々の貧困を乗り越えた彼でしたが、彼はスーパースターとしての知名度から私生活において注目の的となり続けました。女性問題と赤狩りはその代表例です。結果として彼の周りでは晩年まで問題が絶えなかったそうです。彼はこういった問題を避ける為、その生涯をイギリスやアメリカではなく永世中立国スイスで終えています。



2日間にわたりましたが、以上でチャップリン自伝の紹介を終了します。
700p近くの大ボリュームですが、チャップリンの実体験は傍から見て面白いエピソードが多いので興味を持ったらぜひともページをめくってみてください。
個人的な意見ですが、彼の映画作品である「独裁者」「モダンタイムス」などを鑑賞した後だとさらに興味深くこの本を読めると思います。