折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

昭和の男性

2018年06月29日 | 
ザクロ(再掲載)



続けて向田邦子さんのエッセイを読んでいると、すっかり忘れていた昭和の夫や男性の
考え方、しぐさが思い出されて、昭和時代の夫婦はこうだったなと思います。
生活費を稼ぐのは夫であり、妻は家庭を守るもの。稼ぐ夫に少々のことが有っても
「それがどうした・・・」と背中で語る夫。
思っても口には出さず、それでいてちょっと嫉妬心もある。
我が家がそうだったと言う事ではないのです・・・が、ありそうな話。


週に1日しかない休日に一緒に公園に出掛けるのは「家庭サービス」でした。
「サービスしてやってんだぞ」と聞こえてきそうな時代。
それからしばらくすると「マイホームパパ」なんて言葉が生まれて、私はちょっと
羨ましかった。
そして今は「イクメン」ですって!
幼い子を抱っこ紐で胸にかかえて街中を颯爽と歩くパパ。
自転車の前後に子供を乗せた背広姿のパパ…保育園に送ってから出勤でしょうか。
背広などと表現するのも昭和かな?…私には男性が仕事に行く時に着るのはスーツではなく
背広が似合う気がするのですが。
夫婦二人で子育てして、対等に家事も分担して家庭を築いていく、これが平成の夫婦らしい。

現代の若い夫婦を向田邦子さんがご覧になったら、どんなエッセイになったか読んでみたかった。
残念なことに昭和56年飛行機事故で急逝 52歳の若さでした。

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