折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

名残の紅葉

2018年12月11日 | 秋の風景
 千種公園 12/5



12月も中旬に入って今朝は冬らしい冷え込みの朝でした。

新聞の折り込み広告を見て街の中心にある問屋さんへ靴下を買いに行きました。
この時期に毎年一年分をまとめて買ってきます。
私はスカートをはかないので夏も冬も木綿のソックスか絹の五本指ソックス。
それも全部黒色。たまには「チラリときれいな色の靴下が見えるのも若々しいよ」と言われても
脚に目が行って欲しくないので靴と靴下は黒ばっかりです。


それから公園にある花屋さんへ。
もう南天や若松なども売られていてお正月が近いんだと少し気持は焦ります。
お花を買ってから公園でスケッチをしようと思ったらすでに人気のあるスケッチ教室の方達が
大勢でスケッチ中。指導の先生の絵をよく吸収されていて皆さんお上手です。
近くで描く勇気はなくて見せていただくだけでこっそり帰ってきました。
途中の街路樹もまだ名残の紅葉が美しいのですが描く気になれずに自転車で走ってしまいました。

イチョウ、トウカエデ、ナンキンハゼ うつくしい葉がまだまだ残っていましたが夕方からの雨で
散ってしまうでしょう。テレビ塔付近の木々はもうじき公園の改修で切り払われてしまうらしい。
今のうちに描いておかなくちゃと思いながら通り過ぎてしまい、ちょっと後悔しています。

明日から2,3日忙しくブログお休みします。


 曇り空の黄葉 12/11

体力の差

2018年12月04日 | 秋の風景




冒険家の三浦雄一郎さんが南米最高峰のアコンカグア(6,959m)登頂を目指していると
発表されました。御年86歳です。
家族や医師、登山家の同行など手厚いサポートがあるにしても凄いこと。
もちろん日々のトレーニングも並みの事では無いようです。

10才年下の私は出先ではいつもエスカレーターやエレベーターを探しています。
この体力の差はなんでしょう。

私がサボりながら通っている簡単体操教室では3ヶ月に一度体力測定があります。
その測定もサボり気味なのですが、私は大体年相応というところ。
年相応ならばいいじゃないかと思っていました。ところが同じ教室に通う絵のお仲間に
聞くと皆さん実年齢より20から30歳若いという結果だそうです。

腹筋、前屈などはまぁまぁですが特に私が出来ないのは「片足スクワット」膝を90度に曲げて
椅子に浅く腰かけ片足を少し前に出して浮かせもう一方の足だけで立ち上がることです。
手は腰に当てて使わない。30秒間に何回立ち上がれるか、これが意外に難しい。
私は3,4回でヨロヨロしてしまい終了です。痛めた左脚は膝が心配だからやりません。
私と同い年の友人は20回近くできる、この友人は体力年齢は40代だと言われるそうです。
一つだけ年下の人は15,6回できるという。
このお二人は私と違って比較的真面目に体操教室に通われているし日常生活も活動的です。
やっぱり続けること、継続は力なり・・・そう思ってはいますが、理由を見つけては
今日はお休みしようと思ってしまう私です。

そんな話を体力自慢だった同級生に話したら「やってみたら一度も出来ないよ」と。
その友人は昨年病気をしてからずっと体を動かしていないと言います。
やっぱり身体は動かさなくちゃ、三浦雄一郎さんほどは頑張らなくてもいいけれど
出かけるのに足元が心配などと言うことが無いように、ちゃんと真面目に体操教室へも
通おうと思っています。

時間はできたのだから絵具とスケッチブック抱えてテクテク歩ける体力を維持しなければ
もったいない。
今日は小雨が降りそうな・・・でも、体操行こうかな・・・

手作りの額

2018年11月30日 | 秋の風景



私の展覧会に来てくださった姉の知り合いの方が「額縁を作ってあげよう」と言われました。
その方は指物屋さんなので細工物はお得意、注文通りの寸法で作ってくださるという。
指物屋(さしものや)さんとは指物師ともいい板を差し合わせてタンスや箱ものなどを作る
木工職人の事。
姉は元材木屋、まだ多少は倉庫に残っているらしい。

既製品の額にはない大きさで欲しかった額の寸法を連絡するとすぐに倉庫から材料を選んで
作業が始まったようだと姉から電話がありました。
材料等は高価な木材などでなくていいからシンプルにして塗装もなしでとお願いしました。
絵に合わせると白木の方が良かったり自分で好きに塗装できたりする方が良いのです。

若い時は額縁などは買えなかったのでラワン材の薄い角棒を買って来て自分で作りました。 
それでもいい感じだと思っていました。

しばらくして指物屋さんが見本を持って来られて、びっくり!
とてもきれいな仕上がりなのですがすべすべした幅広の枠の内側に何段もの段差をつけてグレーの
縁取りがあるのです。
「木は米国産のヒバで縁取りは神代杉だよ」と。
神代杉は千年以上もの間地中や湖底に埋もれていた杉で掘り出された後で空気に触れて灰色を
帯びたものです。
本業は引退されても腕の見せ所と頑張ってくださった指物屋さん。
これでは私がペンキなど塗ればがっかりされそうです。





見えない裏側にも凝った杉材を使ってあるのでここはベニヤ板で、紐の位置も真ん中ではなくて
などとまた注文。「材料はまだあるでね・・・」と。
絵に合わせて額を作りたい私と腕を振るいたいお爺さんと、折角のお気持ちがチョットすれ違い。
姉は「仕事が出来て張り切ってみえるでねぇ」と笑います。
そして、すべすべに仕上がった額が何枚も届きました。
本当は額など作ったのは今回が初めてという指物師のお爺さん。それなら一枚は手元に置いて
もらいたくてお礼の気持ちも込めて私の絵を入れて宅配便で送りました。

喜んでいただけるか、戻されてきたと思われるかどちらかなと少し心配もしています。

街の紅葉

2018年11月27日 | 秋の風景



街へ出かけると並木や公園の紅葉が真っ盛り。
台風の影響なのかケヤキはくすんだ茶色のまま散っていますがイチョウ、トウカエデ、モミジバフウ
などはいつもの鮮やかな秋の色です。

街中の公園に行くと早くから多くの方が手入れされていました。
「ラクウショウきれいでしょう。散り出すと掃除が大変だけどね」と掃除の手を止めておばさんが
話してくれました。オレンジ色に輝く落羽松(ラクウショウ)散る時は杉の葉のようなトゲのある
小枝の形で散るのだそうです。和名はヌマスギとか。





日陰を探して座りたいほどの暖かい日、バス停まで歩くとダウンを羽織った人、軽いセーターの人
秋と冬の境目を感じます。私は薄いコートで汗かきながら歩きました。
気持ちの良い天気続き、そして明日は自転車でお出かけの予定、待ってたように雨の予報です。

さぁ ぼんやり過ごしているともうすぐ12月、冬が来ます。



 27日の街路樹 若宮大通り

名古屋の名所は?名物は?

2018年11月25日 | 秋の風景


三連休の間の土曜日、買い物帰りに名古屋駅からバスに乗ると隣に座った方から
「地元の方ですか?」と聞かれました。私は生まれも育ちも名古屋っ子。
「地元ですが、あなたは?」と聞くと栃木県から観光で来られたのだそうです。
仕事の関係で女性4人でレゴランドを目的に1泊2日の旅行中、2日目の今日は名古屋城へ行くために
このバスに乗ったのだそうです。
レゴランドはディズニーランドやユニバーサルスタジオとはかなり規模も内容も違うようです。
ちょっとがっかりされている様子でした。

「これから名古屋城を見に行くのですが、他に見どころはありませんか」
名古屋の見どころ・・・どこかしら・・・特にどこかと言える場所は思い当たらない。
夕方の新幹線で栃木へ帰ると言われると昼食も入れて4,5時間の間に行けるところ・・・
「美術に興味があれば徳川美術館で国宝の源氏物語絵巻が展示されていますよ」と言ったのですが
絵巻物には興味がないとかで、あとは~熱田神宮かなぁ…お城とお宮さんですか言われると、
無いのです。とりあえず「市の中心部栄町テレビ塔、オアシスでも」とお勧めしました。

食べるものも名古屋名物を食べたいと「ひつまぶし」「みそかつ」は食べられたとの事。
「手羽先、味噌煮込み、エビフライも名物ですね」と言われても私は手羽先を食べたことが無いし、
味噌煮込みの有名店の麺は私にはかた過ぎるし味も濃すぎる。エビフライは子供が小さい時には
作ったけれど今はお店でもわざわざ食べないし、改めて名古屋に名物は無いのかなと思いました。
家に帰ってからお握りの芯に天ぷらを入れた「てんむす」はいいかもと思い出したけれどもう遅い。

連休中は人気の食事処は行列ですしそれさえ名古屋名物かと聞かれれば、よく分からない。
名古屋には名物がないのか私が知らないだけなのか、70年以上も住んでいながら分からないのです。
バスの中から桜通りの銀杏並木がきれいな事、右が県庁左が市役所の庁舎ですと説明してお別れ
しました。向かわれた名古屋城はきっと大賑わい。再建された御殿もかなりの行列だと思います。
昼食にも並んで並んで食べられたのかしら。

せっかく名古屋まで来ていただいたのにどんな印象で帰られたのだろうかと気になっています。




小春日のベンチで

2018年11月19日 | 秋の風景



孫の学芸会を見た後娘夫婦と別れて紅葉の見ごろな公園へ行きました。
イチョウは黄色く色づいてケヤキは小さな音を立てて散っていました。
公園を一回りしてベンチでスケッチ。

自転車でやって来たおばあちゃんが「ええ天気だね~」とベンチの端に座りました。
「絵を描きなさるのはええ趣味だね」と「ひとりになってからは時々美術館に行くんだわ」
「ただでええもん見せてもらえてね~」私は相槌を打つだけ。おばあちゃんは1人でしゃべってる。
「あんたは若いでまだええけど・・・」ほら きた!相手の年齢を聞きたい時の常套句。
「そんなことないよ変わらないでしょう」と私。「18年生まれだで」とおばあちゃん。
「私は17年、変わらんねぇ」「そうだねぇ~」おばあちゃんは安心したように次から次と
話しは尽きない。
勝手におばあちゃんと書いていますが、そう見えたのです。そして私も同じなんだと。

公園の隣は夫が入院して何度も危機をむかえた病院。
退院後も通院のたびに立ち寄って休憩した想い出の場所です。
あのおばあちゃんとのおしゃべりが無ければ私は夫との思い出に沈んでいたかもしれません。

一枚描き終えて立ち上がるとお互いに「気をつけてね」とお別れしました。
小春日の公園で出会った人とのひと時のおしゃべり。
ふっと知らない人にも話しかけることができる柔らかい心、鎧で固まらないで誰からも話しかけて
もらえるような、まぁるい人でありたいと思った午後でした。

小学校の学芸会

2018年11月18日 | 秋の風景
 「千種公園」

 
昨日は小学1年生の孫ちゃんの学芸会。
案内に朝8時20分開場とあったので前の席を確保しようと早めに行って並びました。
家からは自転車で30分チョットの距離です。
並んだおかげで椅子席の最前列をゲット。その前には床にマットを敷いてあり自分の子供が
出演する時だけ座れます。

1年生の出し物は「開けゴマ」のお話。孫ちゃんは盗賊の頭です。
役を決めるのはオーディションなんてすと・・・一方的に先生が決める訳ではないらしい。
お頭役の孫ちゃんは台詞は大きな声で動くのも上手だった・・・(私はそう思う)
いつもの事ですが孫ちゃんばかりを見ていて、全体をゆっくり見られたのは家に帰ってから娘が
送ってくれたビデオを見た時です。

1年生の劇が終わればあとはゆっくり見られます。
そこで一番感じたのは5年生、6年生の子供たちの体格の良さ。春までいた幼稚園では年長さん
だったので一番大きくて「成長したなぁ~」と思ったものです。
当たり前ですが今年入学の1年生と6年生では歳の差も倍近い。
1年生は幼児から子供へ、そして5年生6年生はもう少女から大人の入り口に立った感じです。
成長を願いながら私の中の孫ちゃんにはもう少し子供でいて欲しい。勝手なものです。
これから先3年生と5年生の時に学芸会があります。その時にはどんな孫ちゃんになってるのでしょうか。


学芸会の裏方は先生方、劇の進行から照明、音響も。普通の授業の他に準備されるのは考えただけ
でも大変だろうなと思いました。
校長先生が女性なのは今では普通のことですが、ロングヘアーでスラリとした校長先生は
昔のいかにも女先生のイメージとは程遠くてこれにもちょっと驚きでした。




娘夫婦と昼食を食べて帰りには銀杏の美しい黄葉を見に近くの公園へ寄り道しました。
色づいたケヤキの葉が風に舞って、花壇のコスモスは満開。秋真っ盛りでした。


   



   

なくしたものを悔やむのではなく・・・

2018年11月14日 | 秋の風景
寄り道した公園の黄葉

第12回赤い羽根チャリティ展覧会を見に行きました。
会場は名古屋市昭和区社会福祉協議会ビルの二階の廊下です。
会期は12月15日まで 9:00~17:00まで 日祝休み
プロのイラストレーターさんと障がいのある作家さん20名が出品されています。
売り上げの一部は赤い羽根共同募金に寄付されて昨年は26万円を越えたそうです。

私の絵のお仲間で障がいのある姉妹さんも一回目から参加されて不自由なはずの手から
生まれる作品は可愛らしくて清々しくてとても人気があります。

1人ずつまとまった展示の中にそれぞれ自己紹介のカードがあるのですが、姉妹さんの内の
Kさんが書かれていた言葉が彼女たちの生き方そのものに思われて心に残りました。
「・・・なくしたものを悔やむのでなく残された機能、能力を最大限に生かし
 人生を豊かにしていきたい・・・」

二十歳過ぎてから障がいを得たお二人ですがとても明るく前向きな方達です。
そのご両親も明るい方でお話していると、時に小さなことで悩んでいる私はなんなのかと
思えてきます。

帰り道みちそんなことを考えながら歩いていたら地下街であの文章を書かれたご当人とバッタリ!
いくつか買い物を済ませてこれからもう一軒行くところだと言って地下街の人混みの中へ
電動車椅子で走り去って行かれました。
「もう、いっつも元気なんだから~・・・」と私は見送って帰りのバスに乗りました。

※ 赤い羽根チャリティ展覧会ブログサイト「伝書鳩」で作品が紹介されています
  
  http://akaihane-charity.blogspot.com/

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