酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『コーラス』(2004・仏)

2009年10月20日 11時42分32秒 | TV鑑賞作品
昨日は愛息ショー君の三歳の誕生日。
妻の手作りケーキでお祝いしたあと深夜、BSハイヴィジョンの放送でみました。

戦後間もないフランスのとある田舎町、
孤児や問題児を集めた“池の底”と呼ばれる寄宿学校が舞台。
合唱をとおして育まれる新任舎監の教師と子供たちとの交流を描いた
本国フランスで大ヒットした映画です。

“目には目を”の懲罰でのぞむ強圧的な校長のもとで変わらなかった子供たちは
新任教師マチュー(ジェラール・ジュニョ)の音楽によってしだいに心を開いていきます。
やがて映画はマチューによって才能を見出される少年ピエール(ジャン・バティスト・モニエ)を主軸に進展します。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)で演じた同様の役柄で冒頭登場するのはこの映画の製作者でもある同じジャック・ペラン。
焼き直し的なイメージが先行してしまうのはいたしかたなく一寸もったいないです。
ちなみに本作監督のクリストフ・バラティエはペランの甥っ子。

しかしながらそんなことより子供たちが合唱の魅力にいざなわれる箇所の描き方が
浅薄で少々説得力にかけるのが残念な印象の作品でした。

☆☆★


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