三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

ドイツ駐在2021:Speyer技術博物館へお出かけ

2021-07-13 | ドイツ赴任_現地でお出かけ
 会社の同僚から教えてもらったハイデルベルクの近所の技術博物館。飛行機や自動車や船の博物館があって子供連れにいいということなので早速調査。SpeyerとSinsheimの2か所に分かれており、家族4人で両方行くのであれば家族会員(年間100EUR)になった方が割安ということに気づき、早速webで申し込み&料金支払い。申し込みから3日ほどで入会セット(年パスとパンフレット)が到着。

 送られてきたもので一番重要なのは会員カード。これを博物館のチケット売り場で見せると、その日のチケットをくれる。但し、IMAXシアターのチケットは別料金(割引がある)。その次に重要なのは赤い紙で、Speyer博物館の駐車料金についての説明。チケット売り場で会員カードと駐車券を見せれば、出口で使える無料の駐車券を渡してくれるとのこと。これだけ覚えておけば十分。
 お次はコロナ対策での手続きに従って、博物館のweb予約。会社の同僚のお勧めに従って、まずはSpeyerを予約。申し込むとすぐに予約確認が自動送信されてくるので、無くさないように受信簿でメールにフラグを立てておいて、当日のスマホ提示に備える。これで事前準備は万全。
 
 博物館訪問当日。開館9時なので自宅を8時過ぎに出発。運転の90%くらいは高速道路と言った感じなので非常にラクチン。渋滞なく約70分の運転で会館直後の博物館に到着し、早速チケットと無料の駐車券を入口のチケット売り場で入手して館内へ。

 この訪問の目当ての一つはB747。所謂ジャンボジェット。機種の方だけ2階席がある奴だ。日本では政府専用機含めて退役済み。この機材の一番の思い出はNHの国内線仕様の沖田艦長席
 因みに写真で上かららせん状に伸びているのは滑り台。飛行機内部を見た後は滑り台で戻れる。但し、滑るのであれば滑り台の出口近所のマット置き場からマットを持って行くことを忘れてはいけない。これに座ってこんな感じで降りて来る。
 滑り出し直後は急角度なのでスピードが出て怖いが、最後は一気に減速する設計なので非常に安心。

 肝心の飛行機内部でのお勧めは2点。
★その1:圧力隔壁
 内装がはがしてあるので、飛行機後部に行くと圧力隔壁が丸見え。日航機の御巣鷹山の墜落はココの損傷の修理不良が原因とのことだ。

★その2:客室下(貨物室)
 客室から梯子で降りられる。普段見られないものを見られるので嬉しい。どうせならLDコンテナを一つくらい入れておいてくれればいいのに。

 お目当てその2は潜水艦。戦後の205型。
 第二次大戦中の艦ではないので、外観は非常にシンプル。88ミリ砲もなければ、20ミリ機関砲もない。
 艦橋前部のハッチから内部へ潜り込む。最初に目をひくのは魚雷発射管。
 お次は操舵席。1960年代就役の艦なので非常にアナログな感じ。
 館内で笑ってしまったのはトイレの演出。

 これ以外に目を引いたのは第二次大戦中の飛行機や軍用車両。

 見た目、非常にきれいなBf109。
 
 ポルシェ博士の水陸両用車(Schwimmwagen)。
 お尻にスクリューがあるのが可愛い。

 これもポルシェ博士の開発した車でKübelwagen。

 ポルシェ博士の戦車づくりで成功したものは無かったようだけど(e.g., マウスとかエレファント)、こういった軽車両は非常にいい感じ。因みにKübelwagenはレプリカが売られていたものの、今は生産中止。子供が大きくなって暇と時間があれば欲しいなあと思ってただけに残念だ。

 なお、館内で一番びっくりした車としてはコレ。

 日産プレジデントの宮型霊柩車。ドイツでこれにお目にかかるとは!

 兎に角、いろんな乗り物盛りだくさん。クラシックカーやバイクからソ連版スペースシャトルまで。

 誰でも何かしら楽しめそうなものがある。

 因みに旧ソ連製のMi-24 (ハインド)の近所には子供向け?の遊具があって、1EUR/回で楽しめる。
 IMAXシアターを見なかったので、約4時間で一通り見学完了。

 最後は売店でお土産を購入してお仕舞。会員カード提示で15%引き。
 購入したのは0EUR紙幣(1枚2EURと3EURあり)。博物館の記念紙幣で本物の紙幣と同一のつくり!
 ステッカーは無料でチケット売り場と売店で貰える。あとでスーツケースに張っておこう。

 フランクフルトから日帰りで楽しめて非常にいい博物館だ!
 今度はSinsheimの技術博物館に行ってみよう。


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