あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

冬木立押しつけがましき悩みごと  あきオジ

2012-02-06 05:12:33 | 日記
「座頭市」のシリーズを録画して見ています。
定住することなく
ひたすら歩き続ける。
しかも一人です。

そんな生き方もあるのですね。

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捕鯨船嗄れたる汽笛ならしけり  山口誓子

深海に赤き魚(を)すめり走馬灯  山口誓子

走馬灯青水無月のとある夜の  山口誓子

(いきつくとろこまで来てしまったような立派な句ですね。素人の常識知らずのものには、このような句は、破綻がないので面白くありませんが、でもきっと立派な句なのでしょうね。)

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だからなに不思議が残る深海魚  あきオジ

我慢する寒さをかたる控室  あきオジ

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浮かぶことなき言葉探す冬景色  あきオジ

2012-02-06 04:55:41 | 日記
体調はいいのか
悪いのか

加齢による疲労感がありますね。

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そうするか立春なれば起き上がる  あきオジ

うらうらと海をただよう梅のかげ  あきオジ

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餅雪をしら糸となす柳哉  芭蕉

傘(からかさ)に押しわけみたる柳かな  芭蕉

(俳句は、「作り続けることが真ん中にある」ことなのですね。一句一句がどうということではなく、読経するように、毎日のお勤めのようこころを浄化し、言葉にして吐き出すことのように思えます。)

作りなす庭をいさむるしぐれかな  芭蕉

(「ダンマパダ」(法句経)中村 元著 岩波文庫・友松圓諦著 講談社学術文庫が私の愛読書。それを一章ずつ読み、息を吸い、俳句にして吐き出す。そんな日々が嬉しいですね。)

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ああそうか記憶にしみる梅の花  あきオジ

2012-02-06 04:44:50 | 日記
神代植物公園の池に映る冬景色です。

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落葉木をふりおとして青空をはく  放哉

血汐湧き出で雑念なし  放哉

青空の下で話して別れた  放哉

(旅人には旅人どうしが作り上げる境涯があるのと同じように教養人には教養人の生き方があるのでしょうね。それぞれが自分を支える人の中で生きるのですね。)

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なるほどと思える地蔵は雪の中  あきオジ

陽がさせばそれでいいのさ雪景色  あきオジ