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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

忘却の河を流れる女郎花  あきオジ

2011-10-16 18:38:43 | 日記
立小便する気も失せる冬木立  風天

行く年しかたがないねていよう  風天

遠くでラジオの相撲西日赤く 風天

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不思議なもので芭蕉の句が何もかも美しく感じる翌日には陳腐な句に感じられる。それだけ俳句は危ういところがあるのですね。だから、面白い。民間の伝統芸能の一つですね。そう思った方がオシャレだし文化的です。

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讃岐路に秋を運ぶ遍路哉  あきオジ


遊覧船秋の墨田を昇りゆく  あきオジ

2011-10-16 18:27:59 | 日記
吾妻橋です・
どうして赤塗りなのでしょうかね。

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本堂は十八間の寒さ哉  夏目漱石(明治28年)

愚陀仏は主人の名なり冬籠  夏目漱石(明治28年)

初冬や竹切る山の鉈の音  夏目漱石8明治28年9

(夏目漱石も音の活かし方が巧みですね。)

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観音様願い事なく菊さけり  あきオジ

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わけもなく登りたくなる秋の塔  あきオジ

2011-10-16 18:17:02 | 日記
浅草です。
人が相当に増えましたね。
寺から歩いて15分ほど
道を整備すればいい散歩道ですね。

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秋の水をさかのぼりきて五重の塔  山頭火

濡れて荷物のさらにおもたく、旅  山頭火

わが旅のさびしさはゆがんださかづき  山頭火

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日曜日は時代劇専門チャンネルを見ます。
「剣客商売」がお気に入りです。ときおりフォーレの曲が利用されています。
それが妙に合うのです。
音楽との組み合わせを楽しむために見ています。

変ですかね?

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裏切りも物語となる野菊かな  あきオジ

2011-10-16 06:49:50 | 日記
神代植物公園です。

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叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉  夏目漱石(明治28年)

陽炎の落ちつきかねて草の上  夏目漱石(明治28年)

夕月や野川をわたる人は誰  夏目漱石(明治28年)

(夏目漱石の句に出会ってよかったです。平明な表現と明るく軽快な表現もいいですね。神経質で過剰な表現が多い現代句の中に「お気に入り」が見つからない私には素敵な作家です。当分、ファンを続けましょう。)

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コスモスの見頃も終わる夕陽かな  あきオジ

ショパン聞きコスモス活ける主婦があり  あきオジ

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我もまたぼんやりおやじ紅葉散る  あきオジ

2011-10-16 06:43:29 | 日記
神代植物公園です。
今日は、写真を撮りに出かけましょうかね。

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天心貧しき町を通りけり  蕪村

鳥羽殿へ五六騎いすぐ野分哉  蕪村

(あまりに有名な句ですが、やはりいいですね。この句を選ぶ人の気持ち分かりますね。物語があり、絵がらがうかぶ、それだけでも凄いですね。)

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流れゆく水のごとき日々になり  あきオジ

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