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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

発車音残し消えゆく電車なり  あきオジ

2010-11-09 20:08:37 | 日記
江ノ電は写真の撮り方によっては面白い。
でも、写真を本格的に撮っている人が多いので
ちょっと気後れしています。

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月あれば谷底ひろし青僧侶  兜太

花石榴の花の点鐘恵山寺  兜太

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明日は昭和記念公園に出かけて銀杏の色づきを偵察に行ってきます。
どの程度なのでしょうかね。
楽しみです。

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「秋の壁」
    
    八木重吉

白き
秋の 壁に
かれ枝もなく
えがけば

かれ枝より
しづかなる
ひびき ながるるなり

(若いころ、八木重吉の詩がお気に入りでした。でも、あるときから遠い存在になってしまいました。理由があったわけではなく、壊れそうな感性で描かれた風景を扱いかねたのかもしれません。先日、古本屋で見つけたので読みなおしています。)


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まあまあと頼りない声冬ちかし  あきオジ

2010-11-09 07:19:00 | 日記
MOA美術館のヘンリームーアの彫刻です。

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青梅落つ三とせの服はたるみつつ  兜太

柿の木に月こもる頃寝に入りぬ  兜太

(なんとなくわかる兜太の句ですね。先日、兜太を取材した番組があり、見ていました。奥様を亡くし、一人での生活。骨太の人がらですが、淋しそうな表情をカメラは追っていました。それにしても白いシャツとステテコ姿はいかにも年寄りですね。着る服にも自由律を表現したら面白かったですね。でも、公的生活も長い人でしたからそれなりの生活をもっていたのでしょうね。俳句だけで生きられないのですね。逆に言うと破綻がないので危うい句をつくってもつじつまが合ってしまう。それはどうなのでしょうかね。)

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「てっぱん」を見ますか
ときどき気恥ずかしくなりますし
都合よく展開することもありますし
泣かせるシーンを準備してあって引きつけます。

まあ、こんなお伽話も必要な時代なのかもしれませんね。

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機織りの音懐かしく柿を食う

2010-11-09 05:55:04 | 日記
ほちやほちと雪にくるまる在所哉  一茶

(在所とは田舎のこと。「ほちやほちや」という表現を個性だと言う人もいれば、悪趣味だという人もいる。でも、この手法を多用したのは一茶であり、その表現方法は新鮮ですね。)

窓の雪つんでこそこそばくち哉  一茶

(一茶の句に屋外で賭けごとをしている人たちを取りあげた句がいくつもありますね。それを楽しんでいるのか、嘆いているのか、それとも風景として見ているのか分かりませんが芭蕉は、このような風景をどのように見たのでしょうかね。)

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仕事が重なります。
しばらくはばたばたします。
忙しいときがあるから
暇ができると嬉しいのです。
まあ、それなりにぼちぼちと・・・・

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セーターをきこんで駆けだす朝になり   あきオジ

2010-11-09 05:45:47 | 日記
もう蓮を育てた鉢には何もありません。
あるのは水草だけです。

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そろそろ紅葉の季節ですね。
昭和記念公園の銀杏
神代植物公園のイロハモミジ
そして、青梅の玉堂美術館の銀杏が
現在の予定です。
神宮外苑の銀杏もいいのですが
どうしましょうか。

明日は昭和記念公園を楽しみましょうか。
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秋来ぬと合点させたるくさめかな 蕪村

(それぞれの時代にそれぞれの秋の風景があると思えば面白いですね。)

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窓開けて秋風招き番茶呑む  あきオジ

2010-11-09 05:32:02 | 日記
鎌倉の時宗の寺の墓標です。
いつの時代にどのような経緯でおかれたのでしょうかね。
それを知る人もいませんね。
私たちも同じなのでしょうね。

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伊豆はあたたかく野宿によろしい波音も  山頭火

鎌倉はよい松の木の月が出た  山頭火

また一枚ぬぎすてる旅から旅  山頭火

(「浜名湖」という副題つきの句ですが、ここまでやって「旅」という感じがしますね。このような句は、そこまでやって出てくる。そんな気がします。一泊二日の宴会月の吟行などというのとは違っていますね。どちらがどうのという話ではありますが、同じようで同じではない。)