あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

饒舌に宇宙がのるか大漁旗  あきオジ

2010-11-03 17:08:48 | 日記
この時期、朝日俳壇ではどのような句が選ばれるのでしょうかね。
先週は選者の金子兜太なら分かってくれるだろうと思わせる句が選ばれていましたが
そんなものなのでしょうね。
「結社つながり」が問題になりそうな世界ですね。

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絵手紙のようなイラストのようなものです。今日の記憶です。

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主知的に透明に石鯛の肉め   兜太

しんじつの草の根沈み蛇は穴に 兜太

雪降るとき黄河黄濁を極めん  兜太

(これくらいならイメージが見える。そんな句を選びましたが、選ぶのは大変です。現代絵画を観ていれば、このようなイメージを容易に理解できるのですが、芭蕉の延長で読もうとすると大変ですね。でも、季語から抜け出して、言葉のもつ雰囲気とか大きさなどをぶつけ合うことで別の世界を表現していると思えば、「なるほどね」と思えるのです。でも、読者を置き去りにして、プロを相手にして「お前ら、この句の深いところが分かるか」といった挑発的な気分が伝わってきます。思えば、そのようなことで俳句は変容を続けるのですね。)

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店出ればどんと夕焼けまっかっか  あきオジ

2010-11-03 16:55:44 | 日記
明月院山門の飾です。
いつ行っても新しい趣向で花が活けられています。
寺で咲いているものだけで活けているのでしょうか。
さりげない。

勝手な想像をすれば、まだ若い
住職の奥様が活けられているのではないでしょうか。
若い感性と未熟さが混じっているような気がします。

じっさいはどうなのでしょうかね。

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松風に明け暮れの鐘を撞く  山頭火

(味取り観音の堂守をなったころの句です。破壊生活破たん者なのに出家しても、社会生活への未練たっぷりの、いまでいうアルクール依存症ですね。アルクール依存症だからこそいい句ができる。本人も周囲も心の隅でそう感じていたのではないでしょうか。山頭火の日記等を読んでも「断酒」の真剣さは感じられませんし、周囲の支援者もそれほど熱心ではありません。「男の甲斐性」といった時代だったのでしょうかね。)

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丸窓で秋をきりとる寺深し あきオジ

2010-11-03 06:41:01 | 日記
山峡沢蟹の華微かなり  兜太

朝寝して白波の夢ひとり旅  兜太

(「金子兜太」(春陽堂)を手に入れました。一応句集です。現代を代表する俳人ですし、豪放な語り口で人気があります。でも、表現的というかモチーフを重ねたり反発させながらイメージを作るという難解な手法ですので、読むだけでも疲れますね。でも、現代絵画だと思えば、それなりに「なるほどね」になりそうです。まあ、しばらく「投げ出すか」「諦める」まで読んで見ましょうか。)

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NHKのショパン特集番組を観ていました。
ショパンファンは多いですね。
人気曲のランキングを紹介していました。
一位は「英雄ポロネーズ」でした。
二位は「ピアノ協奏曲」でした。
一位の曲を横山幸雄が演奏していました。
なるほどね。
そんな内容でした。
最近、このようなバラエティ番組にしたてた番組がありますね。
「熱中時代」というのでしょうか
夢中になっている人を紹介していますが
けっこうみますね。

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秋の海なにもおこらぬありがたさ  あきオジ

2010-11-03 06:32:01 | 日記
湘南の海です。
台風のちかづいた海で
サーフセイバーが台風訓練と称して海にでて
行く経不明になったニュースがありましたが無事だったでしょうか。
そんなこと関係ないような雰囲気の中で海を楽しんでいます。
そんなものなのですね。
誕生日を祝う家庭もあれば
葬式がある。

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草好きにおべんたふをひらく落葉ちりくる  山頭火

乞うことをあめて山を観る  山頭火

(旅の途中のほっとした気分ですね。まじめに反省し、修行に励むのはいっとき、多くのときが雑念だらけ。そんな山頭火の日々は「懐かしい気分」に導いてくれる。「それでいいのだ」「まあ、そんなもの」そんなほっとした気分にさせてくれる。それが山頭火の魅力の一つであるように思えます。時間をかけて読みましょう。)

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趣味も本職がなければ仕事ですね。

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