あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

傘支えネクタイ締めてバスを待つ   あきオジ

2010-10-28 20:42:08 | 日記
十文字草です。繊細ですが美しいですね。

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寒くて風が強い。
外に出ていると傘も扱いに困りますね。
ユザワヤに立ち寄って
水墨画用のはがきを何種類か手に入れました。
これで準備できました。
まあ、ぼちぼち「絵手紙」のような絵を描きましょうか。

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のら犬の背の毛を秋風にたつさへ  放哉

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杖でさす空の青さよ菊花祭  あきオジ

2010-10-28 20:26:54 | 日記
ぢつと瞳が瞳に喰ひ入る瞳   山頭火

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「ダ・ビンチコード」を見ました。
もう古い映画になりましたね。
ブームを起こすほどの原作の面白さが生かされていない。
失敗作だと思います。
そういい切っていいと思います。
(もっとも今頃、あれこれ言ったところでどうこうという話ではありませんがね。)
4時間ぐらいの長さにして、じっくり細部まで描けば
この小説の面白さが生かされたと思うのですがいかがでしょうか。
いかにもというほど切り刻んでいるので展開が速いだけで
アメリカ人にはちょうどいいかもしれませんが
細部にこだわる日本人には馴染めない映画だったのでしょうね。

私がこ映画の興味をもったのはマグダラのマリアを興味深い扱いをしていることです。
イエス結婚説がありますし、マグダラのマリアはイエスの後継者として指名を受けていたとか
少々飛躍した話ですが興味をもっています。

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ベコニアは壺にとどまり風流れ  あきオジ

2010-10-28 06:22:33 | 日記
神代植物公園のベコニアです。
いくたびに写真を撮ります。
ですから、同じようで同じではありません。
だからどうなの?と聞かれても困りますけれどね。

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暑き日を海にいれたり最上川  芭蕉

(涼しくなると暑い日を思うものです。芭蕉の「おくのほそ道」に登場する句ですね。スケールが大きく、爽快な気分にさせてくれます。名句とは言葉を並べただけで景色が浮かんでくる。その景色が鮮明に見える。そんな句ではないかと思うのです。詩情とか教養的背景も専門家は言うのでしょうが、それはそれでよりしいのでしょうが、素人は素人の判断基準を持ちたいのですね。)

薔薇開く四畳半の薄明かり  あきオジ

2010-10-28 06:08:36 | 日記
神代植物公園の薔薇です。
太陽の光を浴びて堂々と咲いています。
きっと、社交界とか高級クラブなどでは傷などない薔薇が
どさっとガラスの花器に飾られているのでしょうね。
同じようで同じではない。

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薔薇を一本手に入れて
牛乳瓶に入れて楽しんだ。
そんな時代もありました。
炬燵の中でひたすら寝ていた時代もありました。

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春風の扉開けば南無阿弥陀仏  山頭火

(昭和11年の作です。平等院の仏様でしょう。美しい風景が浮かびます。こんな穏やかで過剰にならない時期もあったのですね。今日、「山頭火の生きざま」についてコメントをいただきました。俳人だけでなくスポーツマンも人格(品格)までも評価されるのですね。強ければいいじゃないかだけではすまないのですね。きっと山頭火も同じでしょうね。出家したのに大酒を飲み、生活には何の節度もない。旅しているだけで修行などとはほど遠いと批判されますね。そのとおりだと思いますが、逆に「それもいいじゃないか」という視点を加えると意外と面白いものが見えてくるような気がします。)

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