作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

「学校へ行こう」のすすめ

2021-02-08 15:57:27 | 社会に開かれた学校


 皆さん、最近、学校へ行かれたことがありますか?・・・太鼓踊りを教えに行っていますよ。・・ミシンの使い方を教えに行きました。・・餅つきを一緒にしました。・・・というかたも多いのではないでしょうか。
 このように、学校から地域の皆さんに「来てください!」ということが多くなったり、また、子どもたちが商店街や工場、手仕事の場、稲づくりや職業体験など、地域で学ぶ機会も増えています。

 学校関係者や詳しく知りたい方がおられましたら、パソコンサイトがあります。 ここ をクリックしてください。

 この新しい教育は、“これからの時代に求められる教育”として、学校に示されたものです。これに従って、学校の子どもたちは、学校だけで学ぶのでなく、地域や地域の皆さんから学ぶ機会が増えているのです。

〔現代の課題〕
〇 人が地域とつながりる機会が減っています。つながることの難しい人も増えています。
〇 家庭や個人の孤立化が進んで、“地域のことは地域住民で”という自治活動が衰退しつつあります。
〇 社会の進展が目覚ましく、個人の成長だけでは、豊かな社会の構築は難しくなってきました。
〇 人口減少や都市への集中化が進み、地域の衰退が顕在化しつつあります。
  、、、、、etc

 このようなことから、力を合わせる、人と触れ合う、大人から学ぶ、よりよい文化を継承する、地域から学ぶ、地域の課題を考え活動する・・・・・、などが求められているのです。

 地域の皆さんから、人はどのように働いて生活しているのか、どうして生き抜いていけばいいかを学び、そこから、これから自分たちでどんな社会を創っていけばいいのかを考えて実践していく国民の育成が求められています。つまり、“社会人の育成”、“持続可能な社会を創る基礎を培う”ことが、学校に課せられた使命となりました。

 “これからの時代に求められる教育”は、小学校学習指導要領という学校の基本となるものに書かれています。小学校だけではなく中学校・高等学校・支援学校・幼稚園教育要領にも、同じ文章で書かれています。


 文章ではわかりずらいので、絵にしてみました。



 子ども一人一人としては、夢や希望を持って積極的に取り組もうとする子どもを育てます。



 学習する子どもの周りに、色々な人々がいます。あらゆる他者ですから、多様な人々が側にいます。他者の価値を認めて尊重して、その人から学び取ることができます。
 他者とはこれまでは、学校の友や先生だけでしたが、これからは“あらゆる他者”です。つまり、色々な人々と一緒に学びます。



 “多様な人々と協働する”ですから、多種多様な人と出会い、一緒に活動することによって、皆さんから学び取っていきます。



 これからおとづれる様々な社会的変化を課題(教材)として、みんなで考え行動することによって、乗り越えることを体験します。


 このような学校教育によって、子どもは



 豊かな人生を切り拓く力を身に付けます。

また、




 持続可能な社会の創り手となります。

 自分自身の力は勿論、それを発揮できる他の人と協働する力も兼ね備えた人材の育成です。人と人のつながりは社会づくりの基礎となるものです。つまり、社会づくりも視野に入れた学校教育というわけです。


 これらを一つの絵にまとめると



 絵の下にある「よりよい学校教育を通して、よりよい社会を創る」という文章は、キャッチフレーズとして学校で使われている言葉です。このような教育活動全体を「学校を核とした社会づくり」とも呼んでいます。

 このことは、学校だけで進めることはできません。地域の皆さんにも知ってもらわなければなりません。そこで、それぞれの学校や教育委員会から発信されています。しかし、なかなか皆さんのもとへ届かないのが現実です。
 このブログも、その周知活動のひとつです。



 これまで、学校応援団・学校支援地域本部・地域学校協働本部など、この教育を支える社会の仕組みもできましたし、その中心的な仕事をされる地域学校協働活動推進員(コーディネーター)という方がほとんどの学校におられます。

 最後に、



 これは、今学校で行われている教育を絵に描いたものです。学校が地域の皆さんとつながりを持って、学校でこのような教育を進めています。そして、地域とのつながりを持った子どもたちを育てます。
 地域の皆さんも学校に集うことによって、横のつながりを持つことができます。(点線)


 次の絵は“目指す社会の姿”です。(約30年後)絵の中の大人は今の子どもたちです。子どもは30年後の子どもたちです。



 社会とつながりを持った人々で地域が形成されています。この時代の子どもは、学校と地域で活動して育ちます。
 その時代の学校は、社会性を育てる役目はなくなり、狭い意味での教育に取り組みます。学校の忙しさも解消されることが期待されます。したがって、絵は学校を地域施設のひとつとして表現しています。
 社会性の育成は、地域のみなさんが担っています。《地域づくりは“地域”で



私の私案ですが、
 午前中は学校で学習、午後は地域での活動(文化、スポーツ、芸術、社会活動、研究、、、etc)で、大人と一緒に活動しています。ゆとりがあり、持続可能な社会になりそうです。
 こんな未来社会を期待しています。



 ブログを最後まで読んでいただいてありがとうございました。
 今後も、時折このようなお話を交えて紹介していきますので、よろしくお願いします。




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